
jyue
@jyue
2025年2月18日

ガラスの街(新潮文庫)
ポール・オースター
読み終わった
読書日記
2月某日(月)
『ガラスの街』を読み終える。オースターは言葉を大切にしている、と強く思う。言葉で世界の存在を証明するし、それと同時に隠してもいるんだ、と思う。ふと、外が静かすぎるなと思い、窓を見やると雪が降っていた。雪は空気の振動を吸収するから静かに感じる、ということをむかし大人に教えてもらった。寒い季節に読んだから『ガラスの街』の主人公はわたしの脳内で長袖を着ていたが、暑い季節に読んだら頭の中に残った景色も違ったんだろうな。






