
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2025年11月20日
まとまらない言葉を生きる
荒井裕樹
再読
編集した
@ 自宅
長いけれど引用。9-10頁より。
†
こうした言葉は、中身があるのかどうかはわからないけれど、発信者の威勢の良いときには価値がありそうに見える。あるいは、威勢の良さだけが価値を担保しているとも言える。なんだか「軍票」(軍が発行する特殊な通貨、「軍用手票」の略)みたいだ。
ああした言葉に「頼もしさ」や「雄々しさ」を感じてしまったとしたら、一度立ち止まって、深呼吸してみて、自分がつかまされているのが本当に軍票じゃないかどうかを確認した方がいいだろう。
[...]
軍票的な言葉は、自分の価値が下がらないように、本当は自分に価値なんてないことがバレないように、常に敵を作り、対立をあおり、気勢を上げる無限ループを走り続ける。
そうした言葉が、言葉を壊していく。

