
万願寺
@manganji_
2025年11月21日
東京都同情塔
九段理江
読み終わった
2024年1月に買った本だから、約2年かけて読み終わったことになる。読み心地の良い本で、今日は2年前に読んだと思われる前半は読まずに後半だけ読んだが、面白かった。言葉とはなにかというものを真摯に、しかして回りくどくぐねぐねくるくると螺旋階段を下に下っていくような感覚で捉えようとしているようなイメージ。AIの文章の挿入があるのだが、その部分は圧倒的に読む気が起きない。九段理江の文章が面白すぎて。中心人物2人も魅力的で、なんというか、これ以上になく東京のしかもおしゃれなほうの東京の話だなあと思う。いい匂い(価格の高い匂い)がする、中心人物2人から。しゃらしゃらしてて面白い文。私の頭が良くないため、特に何かを得たとかはなかったが、面白い文なのであと何回か読みたい。こういう小説を批評的に読むと一体どうなるんだろう。そういう勉強もしてみたい。




