
しおり
@Kaffee5888
2025年11月21日
会話の0.2秒を言語学する
水野太貴
読み終わった
言語学をしっかり学んでいる人には物足りないのかも?と著者は言っているので、多分そうなんだろうけれど私には十分すぎるくらい面白い書物でした!(物足りないと言うか突っ込みきれてない部分が多い)ここから言語学の沼に入って行くには良い書物なのではと思います。
我々日本人、こんなに大量の処理をして会話をしているのかと改めて文章に起こされると驚いてしまう。え、私ってもしかして凄いのかも、となんだか普通に会話できている私を褒めたくなる書物。ありがたい。自己肯定感爆上がり。
たまに私は会話している時にどう返事したものか…と止まってしまうことがある。それを自覚するともっと焦ってしまうのだが、そうか、脳がこの工程を踏んでいるから仕方ないのか…と理解した。しゃあない。会話より言葉で書く方が得意なのも、多分このせいだろう。みんな読んでほしい。そして急かさないでほしい。
あと、「うーん」「あのー」「えーと」、この三つの違いが面白かった。これって違いあるんだ!というより「そういえばそうだなぁ…」と思い、日本人って0.2秒でそこまで行き着いている人種だとすると…凄すぎる!?と、改めて日本語を話す自分自身に驚いたりしました。面白かった!



