
あさだ
@asadadane
2025年11月22日
一撃のお姫さま
島本理生
読み終わった
小説
すき
キリスト教文学の講義を受け持つ大学教員と、15歳下で宗教二世の青年の話がとても好きだった
年齢差や彼の出自など様々な要素が繊細に書かれていて、0か100かはっきりせずとも葛藤は葛藤のまま抱えて前向きに生きていっていいんだと思えた
最後の依里から時生に向けるまなざしの優しさに泣きそうになってしまった
全編通して悩みやトラウマを抱える女性に共感する部分が多く、同時に著者の寄り添いに救われるような気持ちになった
