
よろこびイサンディ
@yorocobi_isandy
2025年11月23日

ライプニッツ
下村寅太郎
読んでる
西田幾多郎に師事した1902年生まれの哲学者による著作である。
明治生まれの人の著作には、まず本の題名や項目の名前に逃げがないような印象がある。
内容を構成する文章にしても漢文調だったりして、格調高い感じがする。
下村寅太郎はみすず書房が著作集を刊行するくらいの人で、その著作集を見るに取り上げられた題目は今でも古びることがない。
本作は『ライプニッツ』である。
デカルトよりあとの天才哲学者であり、生涯に書いた文章の多さから、本作の出版当時は全集の編纂は完了していなかった。
現在の日本では、工作社から著作集こそ出ているが、やはり全集は刊行されていないのかもしれない。
下村という日本哲学史に歴然と佇む天才が仰ぎ見る、世界の哲学史に燦然たる輝きを残したライプニッツなる天才。
まだ200ページ余りを残している。
今月中の読了は難しいかもしれないが、読み進めて行く。