
なず
@nzn_2000
2025年11月23日
文体の舵をとれ
アーシュラ・K・ル=グウィン,
大久保ゆう
読み終わった
小説を書くつもりが無くとも面白いのは、書き方を学ぶことは小説の解析の仕方を学ぶことでもあるからだと思う。
原文が日本語の小説と英語の小説では文章によるリズムの作り方は違うが、そもそも文章に込められた豊かなリズムに気づくきっかけにはなる。
共通して学べる部分としては語り手の視点に関する記述、視点移動の難しさとそれをこなすのに必要な卓越した技術を知れることだろうか。
特にヴァージニア・ウルフ「灯台へ」がいかに優れているか、以前読んだからこそ改めて感じ取れた。

