デルタアクセル "嵐が丘" 2025年11月23日

嵐が丘
嵐が丘
エミリー・ブロンテ
某韓国ゲーから内容はざっくり予習してしまっていたのと、古典なのもあったので愛憎絡む復讐劇、と言う認識で読んでいたけども、全然違う。じゃあ何なのと言われると、要素が多くて困るんだが……。個人的には何も与えられなかったのに、最期に純粋な涙を流すヘアトンには、なんでこんなクソ野郎に…という気持ちもあるし、ヘアトンが心根のまっすぐな聡明な子であったんだなということを思うと、何とも言えなくて。ヒースクリフもそういうところにキャサリンを見出してそうなったのではないか みんなが幸せになれるルートに入るためには、ヒンドリーをまともに成人させる必要があったと思うが……。アーンショウ父の教育がミスってる気がする。 エミリー・ブロンテは、当初男性の名前でこの作品を公表したのだとか。どんな思いだったのだろう。
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