ヨミスギヨミコ
@yomisugiyomiko
2025年11月23日
宇宙の片すみで眠る方法
畑野智美
読み終わった
よかった点と感想
・自分にあった寝具を使うことの重要性が分かる。
・恋人が死んでしまって普通の生活ができるまで時間がかかっても、主人公のペースで一生懸命人生を生きているのがよかった。
これまで恋人の行動や好みに由来する行動を無意識にとっていたことに気づけたので、今後自自分の意思をしっかり持って生きたいと終盤で思えるところ、そして変わろうと行動している点がいいなと思った。
自分も人に流されず自分の気持ちに正直で、自立した人生でいたいと思えた。
悪かった点
・序盤から中盤は物語性に欠けて内容がふわっとしている。どこに向かって話が進んでるのか、着地点がいまいちわからない
・主人公の自我が弱いのがイラッとした。
自分の意思じゃなくて周りがこうだからこうする、という感じで、周りの人由来の行動しか取れない人。私はこういう人が苦手なので余計に感じた
・恋人の死、というストーリーと寝具店で働いている描写の両軸がただ書き連ねられているだけで、関連性をあまり感じれない。
進展がすごくあるわけではないので少し内容が薄いなと感じた。
・日常を描いているのはわかるけど、小説としての物語性は弱いなと度々感じた。
本に何を求めてるかによって、感想が変わってくると思うけど、私みたいに起承転結を求めていたり、非日常なものや、変化、目的のある内容を求めてる人にとってはおすすめできない。
不眠症とかで悩んでたり、少しでも体調良く健康に生きたい人は、睡眠や寝具について知識を得られるのでおすすめ。
