ヨミスギヨミコ
@yomisugiyomiko
本屋で気になった本3〜4冊買って読むのが好き
ジャンル何でも読むけど、小説多め📕
正直な感想書きます〜
- 2025年11月23日
宇宙の片すみで眠る方法畑野智美読み終わったよかった点と感想 ・自分にあった寝具を使うことの重要性が分かる。 ・恋人が死んでしまって普通の生活ができるまで時間がかかっても、主人公のペースで一生懸命人生を生きているのがよかった。 これまで恋人の行動や好みに由来する行動を無意識にとっていたことに気づけたので、今後自自分の意思をしっかり持って生きたいと終盤で思えるところ、そして変わろうと行動している点がいいなと思った。 自分も人に流されず自分の気持ちに正直で、自立した人生でいたいと思えた。 悪かった点 ・序盤から中盤は物語性に欠けて内容がふわっとしている。どこに向かって話が進んでるのか、着地点がいまいちわからない ・主人公の自我が弱いのがイラッとした。 自分の意思じゃなくて周りがこうだからこうする、という感じで、周りの人由来の行動しか取れない人。私はこういう人が苦手なので余計に感じた ・恋人の死、というストーリーと寝具店で働いている描写の両軸がただ書き連ねられているだけで、関連性をあまり感じれない。 進展がすごくあるわけではないので少し内容が薄いなと感じた。 ・日常を描いているのはわかるけど、小説としての物語性は弱いなと度々感じた。 本に何を求めてるかによって、感想が変わってくると思うけど、私みたいに起承転結を求めていたり、非日常なものや、変化、目的のある内容を求めてる人にとってはおすすめできない。 不眠症とかで悩んでたり、少しでも体調良く健康に生きたい人は、睡眠や寝具について知識を得られるのでおすすめ。 - 2025年11月19日
シュレーディンガーの少女松崎有理読み終わった一言でいうと面白すぎた SFあんまり読まないけど、「世界が〇〇だったら」っていう題材が各作品分かりやすくて読みやすい。 ディストピア感はちょうど良くて、絶望感溢れる感じではなく時にコミカルで早い展開にどんどん吸い込まれていく。 最初の4作は、本当に未来がこうなってたらおもしろいなとか、そうなっててほしいな、とか私の願望と希望が詰まってた 太ってたらダメですか?と異世界数学は、ファンタジー要素強めで非現実的なのに、「太る」とか「数学」とか、割と身近なテーマで描かれていてわかりやすいからこそ、読みやすくて物語に入り込みやすい。 数式がどうとか、量子力学とか、科学的要素多めだったので、もっと頭良かったらもっと楽しめたのかなぁと思った。 自分にそこまでの学がないのが悔しい!!!! 最後の2作に感しては1回じゃ理解できなくて2.3度くらい見返した笑 ペンローズの乙女に関しては、南の島と宇宙の終わりと、歴史のこだまがどう繋がってると解釈するのが正しいのか、そもそもどういう繋がりの意図があるのか、読み終わった今でもまだ謎だけど、果てしない時間軸が壮大で、宇宙物が好きな私にとってはかなり興味の沸くストーリー。 違う作品、違う世界線なのに6作品に共通するモラヴェックとか、手の形の徽とかの細かい設定が一貫してよかったな。 最後のタイトルにもなってる「シュレーディンガーの少女」は、これまでの作品の解も隠れているような気がして、伏線とまではいかないが繋がりを感じれるところにニヤけた 全作品面白かったけど、「六五歳デス」と「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」は結構好きだったな、 「異世界数学」も数学苦手だし式に関してはほとんど忘れてたけど、設定が斬新で良かった。 各作品、この後どうなるんだろう!というワクワクがあったり、物語の着地点がちゃんとあって、最後にはちゃんとスッキリする。 中だるみもしてなくて、内容が濃くて満足度が高い。 松崎有理さんの他の作品も読んでみたいと思った1冊。 - 2025年11月8日
レンタルフレンドshiho,青木祐子読み終わったタイトルから内容が想像できてたのもあってスラスラと読めた。 レンタル彼女とかレンタル彼氏とかは現実にもあるけどレンタルフレンドっていう設定に惹かれて購入。 実際にもレンタルフレンドがあるのかは知らないけど、いろんな事情を抱えた主人公たちが、それぞれレンタルフレンドを通じて不器用な自分と向き合いながら、一歩ずつ進んでいく様に心が温かくなる一冊だった。 相手が自分のこと何も知らないからこそ言えることってあるよね。 知り合いによって自分のキャラを変えちゃう私だからこそ、共感できた部分もあったと思う。 - 2025年11月2日
読み終わった死んだ人に45日以内なら手紙を送れる、という設定に惹かれ購入。 中学生の時からお世話になってるメディアワークス文庫の感動系の本めちゃくちゃ好みなのよね、、。 1番最初のシンガーソングライターのアサリちゃんの物語に関しては、自分が似たような境遇なこともあって、アサリちゃんのアーティスト性や、苦労してること、感じてること、たくさん共感できて泣けた。 払えなくはないけど明らかに高すぎる切符代を払ってでも伝えたい言葉があるという視点が、 どんな主人公も"お金"と"愛"を究極の選択に迫られた時に"愛"を選んでしまうという意味からグッと来た。 お金に変えられない、時間や愛を大事にできるのも、ロボットじゃない人間だからこそできること。 後悔しないように生きることもそうだし、 目の前のお金を稼ぐことにばかり捉われず、経験、時間、愛するとか愛されるとか、生きてるからこそできることにもっと目を向けたいと思えた。 - 2025年10月28日
教授のパン屋さん近江泉美読み終わったほのぼの系。 ミステリーと言うまでもないが日常のちょっとした事件を教授が解決するストーリー。 スーツを来ていてユニーク、尚且つパンヲタクという設定の教授と、新人警察官の主人公とのやりとりがコミカルでよかったな。 主人公の気持ちがストレートに素直に表現されてるのは読んでてスッキリするし、ちょっとポンコツなところもなんだかかわいいな、とか感情移入してしまう。 ただ心に残る一冊というよりは、ほっこりしたいなーとか、軽く読みたいなーという時に読む感じ。 - 2025年10月23日
掬えば手には瀬尾まいこ読み終わった全体的に大きな起承転結がはっきりしてるというよりは、さらっと読めた 自分が特別じゃないと思っていても、自分が気づけないような良い部分(主人公の場合は誰にでも手を差しのべれるところ)があって、その良い部分は他の人が簡単には真似できないようなものだったり、誰かにとっては特別なものだったりするんだな、と気付かされた そして店長の心が本当はすごくあったかくて、最後の方はどんどん人として好きになっていってた! 途中の常盤さんのくだりは読みながら先が結構予想できちゃったのと、秋音ちゃんの登場のたびに急に現実味無くなるのが私にとっては好みじゃなかった。 小説だからそういう部分があるのはいいんだけど、匠の日常の描写からいきなり現実味がなくなるのがなんかなぁ、と思った、、、(多分私が読解力に乏しいのもある) - 2025年10月14日
京都お抹茶迷宮石田祥,花守読み終わった気になる本とのセットで買ったので、全く興味なかったが、読んだらおもしろいかも?くらいのテンションで読み始めた。 お抹茶迷宮、とタイトルにもある通り、お抹茶の歴史や種類とか、抹茶に関するあれこれが色々知れる作品。 ストーリー性は起承転結は薄いので軽めのミステリーという感じ。 個人的にはとても心に残る!とまではいかないストーリーであったけど、京都久しぶりに行ってみたいなーとか、お抹茶たててみたいなーとか、新たな興味をそそられた作品でした。 お抹茶に興味ある人にはおすすめの一冊。 - 2025年10月6日
龍の花 天と地の婚礼憂,東堂燦読み終わった歴史ファンタジー×恋愛 ものは最高。 恋愛小説普段読まないのだけれど、歴史ファンタジーものが好きなのでなんとなく気になり購入。 分かりやすいストーリーと早い展開で1日であっという間に読み終えてしまった。 龍神様がとにかくイケメンな性格すぎる。 威厳があってカッコ良い。 少女漫画要素が強いので、乙女心くすぐられる一冊。 これ系は読書休め?というか、考えさせられたり、心に刺さったりとかはあんまりなく、男女の恋愛がテーマでしかないけど、たまには恋愛もの悪くないなーと思えるくらいにはおもしろかった。 - 2025年10月4日
死んだら永遠に休めます遠坂八重読み終わった読んでてずーーっと苦しい、、 究極まで追い込まれると人ってこんなに壊れるのか、、って思うほど、とにかくリアル。 読み始めてすぐに思ったけど、何でその会社辞めないの???って思いながら読んでた。 でもその選択肢もできなくなるほど、心が死んで、自分の経歴や見られ方に囚われ、仕事に洗脳された人ってこうも愚かなのかと思った。 作品としてはどんどん続きが気になって、普段あんまりミステリーを読まない私でもあっという間に読み終わるくらいには面白かった。 - 2025年9月29日
ユキヒョウさんの宝石店 ふわふわカフェラテと祝福のアクアマリンこなつ,横田アサヒ読み終わったこちらも読みたい本とのセットで購入したので、全く事前リサーチなしに読み進めた。 終始微笑ましい。 ユキヒョウさんが経営してる宝石店に悩める主人公たちがやってきて、不思議な力で主人公の悩みに寄り添う物語。 可愛くて優しい世界。 - 2025年9月28日
黒猫のいる回想図書館柊サナカ読み終わったとてつもなく最悪な1日だった人の前にしか現れない黒猫に会い、自分の本を完成させるまで出られない図書館に連れて行かれてしまう主人公。 人生に疲れてるなーと感じてる人におすすめの本。 図書館にいる人は十人十色。 みんないろんな事情を抱えてる。 最初は早くこの図書館から脱出してやるー!と意気込んでた主人公も、図書館にいる人たちと関わっていくに連れ、自分のこれまでの人生を振り返っていく。 幼少期の頃の母にも出会い、図書館に来ていた事があることを後で知り、子供に興味がなく完璧主義だと思っていた母に対しての印象が変わる。 一回自分の生き様を図書館にいながら客観視して立ち止まることによって、また前を向いて生きていけるようになる。 完全にポジティブになるわけじゃないけど、自分らしさを少しずつ取り戻していく主人公に心打たれたし、共感できた。 母と誤解した部分が和解できたのも良かった。 誰にでも最悪な日はある、自分だけじゃないと思えた。 休息は大事だし、時間はかかっても、どんなにダメな自分でも少しずつ受け入れながらマイペースに生きていく事が大事だなーと思った。 - 2025年9月27日
謎の香りはパン屋から土屋うさぎ読み終わった大賞受賞作とのことで読んでみたが、 ミステリーとしては題材がちょっと弱め。 それ本にする程の内容やったん?ってツッコミたくなる点が所々あった。 でも終始ほっこり、読みやすい、主人公や周りの人がピュアで優しい世界。 - 2025年9月24日
冥土レンタルサービス藤崎翔読み終わった死んだ人があの世で動物や虫をレンタルして現世にちょっとだけ帰ってくるお話。 生きてた時の積んだ徳の数によって、借りれる生物が違うのも面白い。 連作だけど、登場人物に実は繋がりがあったりしてその点にも面白さを感じれた。 自分が死んでからこんなサービスがほんとにあったら良いなーって少し思った。 読み終わってから、虫とか見ると誰かがレンタルしてるのかも、、とかちょっと思うようになっちゃった(笑) 終始おもしろかったけど、サービスについての同じ説明が何回も入るから途中から、その部分だけ流し読みしちゃいました。 - 2025年9月15日
- 2025年7月30日
ロボットとわたしの不思議な旅ベッキー・チェンバーズ,細美遙子読み終わったロボットに出会うまでが長い。 その点がちょっと中弛みしてるなーと感じた。 でも出会ってからは哲学的な内容が多く、色々と考えさせられた。(ex 生きる上で目標を持つ必要は本当にあるのか?とか) ただのほっこり系かと思ったけど、考えさせられる部分はめちゃくちゃ面白かった。
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