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@rk_rj
2025年11月25日
子どもたちは夜と遊ぶ(上)
辻村深月
読み終わった
11.25 (上)読了
何度読んでもやっぱりこの作品が大好きだ、の感想に尽きる。
自分にないものは、他人が持っているからこそ良く見えるの。自分がそれを持った途端、みるみる価値が失せていく。そういうもの。
月子のこの言葉が大人になった今だからこそ分かる気がする。
全体を通してミスリードを誘うような文章、読み方と捉え方次第で受け取り方が変わること、この点がほんっっっっとうに凄い。
そして辻村さんの作品はどれも読みやすくて大好きです。
満を持して読み返し。
小説を読むきっかけになった作品でもあり、私が特定の登場人物に対して強く想いを寄せるきっかけにもなった作品。
初めて読んだ時は高校生でその登場は登場人物の年代が大学生なことに眩しさや羨ましさを感じたのも懐かしい思い出…
高校を卒業後の専門学生時代や、大人と呼ばれる社会人になってからも幾度となく読み返してきたけれど、今回はもう一度初めて読む気持ちで。
大好きな作品だからこそ丁寧に読み返そう。


