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@yh
2025年11月24日

野蛮の言説
中村隆之
図書館本
少し読んだ
寝る前
@ 自宅
明日の図書返却前に第14講と、第15講に相当する最終講を読んだ。(だから、第6~13講は未読)
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“人々が「知性」という語で捉える差は「注意力」という語に置き換えることができます。”、以下私的要約:知的能力差とは注意力の向け方の差。関心の幅と注意の向け方が、「知性」において何より重要。著者は、遠い 国/場所/過去といった、日常と切り離された事柄への注意・関心が向くことは、そこに深い「知性」が働いていると考える。このような「知性」が、時代の社会常識にかなりの程度規定された価値観に基づいた判断を下している私たちの、例えば<野蛮の言説>から逃れるような常識への疑い/常識への相対化の唯一の方途となる。