
朝胡
@asahisa22
2025年11月25日
推し、燃ゆ
宇佐見りん
読み終わった
@ 自宅
推しが燃えたタイミングで、自分の人生もある意味、一度燃え尽きてしまった高校生の話だった。
でも、推しが燃えようが、燃えなかろうが、彼女は同じような状況になってしまっただろう。
この話における推しやその炎上は、彼女の感情と人生を描写するために組み立てられていて、その見事さに嘆息する。
ピーターパンや推しの性格などの各要素の選び方、保健室や雨の描写、姉や母の気配の描き方が上手すぎる。
芥川賞受賞作という説得力で殴られた気分だ。
そして、辿り着くラストシーンが、最高に良い。
衝動的な瞬間に選ぶものがそれであること、その後にひろうことができること、両方に安堵する。
この結末に辿り着けるなら、大丈夫だよ。
多分、これからもずっと苦しいだろうけれど、前には進めるよ。
きっと、大丈夫だよ。
苦しい道のりではあるかもしれないが、彼女の人生に、幸多からんことを祈って。






