
aio
@icecreamread
2025年11月25日
ファンたちの市民社会
渡部宏樹
読み終わった
ファン研究の入門書。
自身の欲望を深め、悪さを引き受け成熟しよう、という熱さが伝わる本だった。
ただ、個人的な話をすれば、私はなにかに対して推しと呼べるほどのものを持ってなく、好きなものや嫌いなものはあれど、それが自分のどういった欲望に基づいているものなのかとか、あまり自分の欲望について自覚していない、あるいはその欲望があまり強くないのではないかという気がしていて、深める以前に何が自分の欲望なのか?という部分が欠けている気がして、あまりこの本を深く読めなかったと思う。