ファンたちの市民社会

27件の記録
- むつみ@mutumi4202025年6月11日読み終わったよかった!いろんな人とこの本の内容について話してみたい。資本主義を完全に切り離すことは難しいが、その中でどのように欲望をずらして乗りこなすか、他者をイメージとして消費することの暴力性を引き受けつつ「現実を二次創作しながら」よりよい生/社会のために楽しんで生きていくか、を模索した本で自分の目指す方向性とも重なる部分があった。
- yomitaos@chsy71882025年6月5日読み終わった@ 自宅ファンダムについて学びたく読み始めた本。 自分はいわゆる異世界転生モノが嫌いなのだが、なぜ嫌いなのかを言語化できていなかった。この本で著者が「入植植民地主義」に例えて解説されていて、これが実にしっくりきた。なるほど、植民地主義を嫌悪しているからこその忌避感だったのか。 また同様に、観光文化というものが原理的に搾取が埋め込まれていることから、コンテンツツーリズムにも懐疑的だったのだが、それについても腑に落ちる内容だった。 この本の良いところは、原理問題ではなく程度問題で提案されている点。資本主義と分かち難く結びついているファンダムには「悪さ」が含まれており、そのことに自覚的になりつつ推しを愛でる心構えが必要だ。権力側の都合のいいファンとして飼い慣らされないように楽しむ、そんな成熟した生き方を教えてくれる良本だと思う。
- よしまさ@yoshimasa2025年6月4日読み終わった自分の欲望と上手く向き合って、社会を変える「推し活」をしようぜという本。すんなり頭に入ってこない部分も多かったが、アイドルからトランプまで切り口が多彩で面白く、世界の見方が少しだけ変わったような気がする。
- ヒナタ@hinata6251412025年5月31日読み終わった資本主義社会の中で「推し活」がどう自分の人生に作用するか、社会における存在意義、またその危険性についてまで語られた一冊。とくに二次創作文化については語られること自体少ないのでとても面白かった。英語圏におけるAO3についても知らないことが多かった。ポルノ表現のある二次創作も守るべき文化という考え方、成熟してる。あとやっぱり「リテラシー」よりも「物語」のほうが強くて現実がハックされてしまうというのを実際何度も目にしているので、そういうシステムを理解しておきたい。
- 一条なる@ichijou_naru2025年5月31日気になるオモコロの原宿さんが紹介していて気になった 試し読み部分だけでもかなり面白かった 帯の女の子のセリフに関してどう言及されるんだろうとひやひやはしている