"星を編む" 2025年11月26日

あ
@7DA852
2025年11月26日
星を編む
星を編む
凪良ゆう
『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語 「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは? 「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。 「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。 『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語が3作あった。 各作主要人物は異なるものの、登場人物に代わりはなく、そして最後の「波を渡る」では、過去・今を踏まえてのそれからの暁海や北原先生などの暮らしの話で、それぞれの自分の人生の手網を離さない姿に、「生きる」ことを考えた。 人生は1度きりで、何があるかは分からない。失敗や後悔、様々なものを繰り返して、乗り越えてその先に何かがある。その何かを求めて、探して今日も生きる。何となく生きている今を、もっと懸命に生きたいと思った。そして、ちょっとしたトキメキとか、刺激もたまには欲しいなとも思ってしまった。自分自身が動かなければいけないけれど、面倒と思うのも事実だ。私の人生に花火が打ち上がるのはいつだろうか。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved