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@7DA852
まずは5冊
一穂ミチ先生が人生で初めての好きな作家さんです
- 2025年8月13日採用ファースト経営株式会社船井総合研究所HRD支援部読み終わった感想上司から頂いた1冊だったが、今弊社がどんな仕組みや意図で採用をしているのか、少しずつクリアにすることができた1冊だった。 新入社員で人事に配属され、人事として働く上での「人事とは」を客観視することができただけではなく、自分自身が「1人の社員として」どうありたいか、どうあるべきかを考えなければいけないとも思った。 そして、自分自身の今後だけではなく、それらを実現する、会社に貢献するために身につけなければいけないスキルや事柄も学ぶことが出来た。今の自分にすぐに出来るようになるかは分からないが、まずは学べたことを上司に話し、その上で弊社がどういった取り組みをしているのか、どういう思いがあるのかと細部や深部まで教えてもらい、弊社のマインドをより自分にリアルに落とし込めるようになりたい。
- 2025年7月20日汝、星のごとく凪良ゆう読み終わった紹介感想ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。 ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。 自分の人生を生きていくことを見届けた。学生と社会人になってからの恋愛は違う。そして、結婚をするまでの過程の中で、自分自身がどういう人として、そして相手とどうなるのか、どうなりたいのかというところまで見据える必要性や意味を考えさせられた。 やはり生きていくにはお金が必要で、それを支え合うのか、誰かに頼るのか、自分でなんとかするのか、私が社会人になったからこそ痛感させられた部分だった。 友情、家族、恋仲と様々な人間関係が複雑に絡み合う中で、互いを尊重し、愛し、祈り、呪う、そんなそれぞれの想いに時には悦び、時には胸を締め付けられた。「呪い」という表現には以前から自分の中で考えていたことだったため、非常に共感できた。 星という存在と重なる人々の在り方や描写に美しさを感じた。 暁海と櫂、17歳から歳を重ねながら描かれた2人の人生を見届けられたことがとても面白く、美しかった。 私自身も自分の人生を歩み続ける。 ちなみに、続刊も買ってあるのでそれを次の休みに読むのと、映画もぜひ見に行きたい。
- 2025年3月15日光のとこにいてね一穂ミチ読み終わった紹介感想家庭環境や周辺環境、何もかもが違う結珠(ゆず)と果遠(かのん)の物語。 2人は小学生の時に出会い、中学生、そして大人になった時の計3回会う。たった数回の出会いの中で、2人自身はもちろん、2人の周りも目まぐるしく変わっていく。そんな変化の中、自由で不自由な2人が互いの気持ちを確かめ合っていく。 別れを「手離す」「置いていく」と表現するそのやさしさや残酷さに何度も胸が打たれた。 「捨てるのはいっつも弱いほう」果遠のことを気にかけてくれた隣人だったお姉さんことチサさんの言葉が、何度もフラッシュバックする。弱くたって、がむしゃらにもがく姿は、とても美しいと思う。 第二章から泣き始め、第三章はずっと泣いてしまった。こんなにも泣きじゃくったのは久しぶりだった。色んな人の思いが交差する物語だからこそ、それぞれに色んな思いがあって、それぞれが色んなものを大事に抱えて明日を生きていくのだと知った。どうか、皆が幸せでありますように。皆、光のとこにいてほしい。
- 2025年3月3日ふたりの窓の外深沢仁読み終わった紹介感想浮気をされた藤間紗奈とのらりくらりと生きる鳴宮庄吾が葬式の火葬場で出会う。藤間が行く予定だった春のカップル旅行に藤間と鳴宮で行くことから始まる二人の関係。ただ、二人はただの友人というか、知人という距離感で、春、夏、秋、冬と過ごす。それもワンシーズンに1度会うだけ。ただ、季節が移ろいゆくのと共に、二人の互いに対しての気持ちも変化していた。別に、付き合いたいわけでも、彼氏彼女になりたいわけでもない。ただ触れたいだとか、目が離せないだとか。それに恋愛感情と名付けないだけで、互いに惹かれ合っていた。そんな移ろいが綺麗で、まさに「絵画のような」美しいお話だった。秋で鳴宮が藤間をそういう風に見ていると分かり、冬で藤間が鳴宮に対して思い切った行動をしたのが、とても衝撃的だった。春、夏がなんとなくな雰囲気だったからこそ、冬のラストシーンは読み応えがあった。小説でキュンキュンするなんてこと、あるんだ。
- 2025年1月12日恋とか愛とかやさしさなら一穂ミチ読み終わった紹介かつて読んだ感想その人にとっての「許す」「許せる」「やさしさ」「愛」、その人にとっての「それ」とは何かをすごく考えさせられる物語だった。今回はヒロイン新夏(にいか)の恋人である啓久(ひらく)が盗撮をして捕まる。前日にプロポーズをされ、これからというところでの絶望。新夏は啓久とやり直す気持ちがありつつ、でも盗撮って性加害じゃん?と揺れる。もしも自分の恋人がそうだったら、自分が同じ立場だったら、そんなことを沢山考えた。私が今推している推しも、どうやら過去に自身で犯罪に手を染めたわけではないけれど、何かがあるらしい。それを打ち明けられた時、私はそれに対して何を思うのか。 「それ」って、なんだろう。もっと奥深くまで、考えて、悩んで、見つけたい。見つけようとする気持ちを忘れたくない。
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