
あかり
@kari
2025年11月26日

さみしくてごめん
永井玲衣
読み終わった
「困り果てたわたしは、母の裁縫箱からほそい絹針を取り出し、素敵なぴかぴかの黒の表紙をゆっくりと、丁寧に引っ掻いた。2006という金文字の上に糸くずのような傷がつく。
襲われたのは、スマホの画面が割れてしまった時のような喪失感。でもすぐに、今後これを壊してしまわなくて済むという安堵感、そしてようやく能率手帳を使うことができるという幸福感がやってきた。幸福だった」
(p.136)
自分もノートが大切すぎて使えず、使うためにわざわざ人に落書きをしてもらったりするし、傷がついてるのを見つけたり、ペンで誤字をしたりすると、それはもうひどく安心してやっと使えるぞという気になる人間なので同志がいて嬉しかった。





