
よろこびイサンディ
@yorocobi_isandy
2025年11月27日

仮面と神話
大林太良
読んでる
錚々たる面子が名を連ねる朝日賞を受賞するくらいの人だから、僕はこの著者を知っていなくてはならないはずだが、浅学が祟り、知らなかった。
文芸評論家が本屋に行って、爆買いする動画のさ中、軽く触れられた本書が気になった。
本屋へ行き、ページを捲り、購入することにした。
いつかどこかにおける講義録のようだ。
故に至極、読みやすい。
民俗学と神話学を専門とする著者は、その分野について平易な言葉で説明することに長けている。
人類にとっての世界が如何様にして成り得たのか。
それについて、先人が考えたストーリーの分布を世界地図に落とし込んでいる辺りがこれまで読み進めた中でのハイライトだ。
現生人類と能力的にさして変わらなかったであろう数千年前の人々が、積み上げられた条件が違うだけで、こんなにも豊穣なるストーリーを世界の起源として拵えることができた。
けれど、著者は現代において、かようなストーリーは生まれこそすれど、人口に膾炙することはないという。
年内には読み終えたいと思う。