本運んでいるだけ "黄色い家" 2025年11月27日

黄色い家
黄色い家
川上未映子
苦しいが、ページを捲りたい。が、息が苦しい。胸が締め付けられる。胸がずっと、ずっとずっとずっと、ずぅーっと、つらかった。花が幸せになればなるほど(と思い込めば思い込むほど)、がんばればがんばるほど、どんどんと、つらい。まともに生きることに資格が、ないようにみせかけているこの世界で、完全にまともさには資格があるのだ。彼女の生きたいという気持ち、お金しか、頼ることがないという気持ちを誰が責めることができようか。そして、2025年で、花のような状態にあっている人に対して、社会に対して、私は何ができるのか、ずっとずっとずっと考えていきたい。考えなくては。考えるだけでなくて、なにかしなくては。しかし、本当に、こうした状態にある人に、社会は、政治は、個人は、隣人は、なにができるんだろうか。ガラガラといろんなことが降ってくる。
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