
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
2025年11月27日
ムーア人による報告
レイラ・ララミ,
木原善彦
読み終わった
ナルバエス遠征隊の『報告』としてカベサ・デ・バカが国王に捧げた旅行記に一行だけ記された「四人目の生存者はエステバニコという、アゼンムール出身のアラブ系黒人である」を主人公としてその彼が書いた記録を小説にしたのはすごいアイデアだと思う。
ナルバエス遠征隊の生存者のうち三人はカスティーリャ人の白人で自身に都合の悪いことは隠していた(インディオの女性を妻にして子をもうけたりしたことなど)
語り手のムスタファは奴隷として売られた時にエステバンに改名され教会でキリスト教に改宗させられた。
各地のインディオに助けられながら8年放浪したものの、メキシコの白人の権力者の統治する地にたどり着いてからはそれまで対等に付き合ってきたのにムスタファを下に見るような雰囲気になっていくのが嫌だったし、ドランテスはなかなか奴隷契約を解消する公正証書を作ってくれないし、残りページは少ないし、そんな感じでヤキモキしていたけど、ムスタファは名前を取り戻して奴隷からも解放されてよかった。









