saeko "社会学入門一歩前" 2025年11月27日

saeko
saeko
@saekyh
2025年11月27日
社会学入門一歩前
タイトルから見て初心者向けだろうというのと、高校の現代文の問題にも取り上げられているということで、きっと読みやすいであろう、社会学に入門しちゃうぞ〜と目論んで手に取ったのだが、思っていたより難しかった。 学問の体系を説明するのではなくて、さまざまなトピックごとに社会学的な捉え方を解説してくれる、エッセイ的な構成なのでとっつきやすくはあるのだが、言語、身体、観念…といった抽象度の高いテーマはなかなか咀嚼しづらかった(カリスマとは何か、憧れと欲望とは何か、といった少し具体的なテーマになると少しわかる感じがあった)。 なのでするする読めたかというとそうではないのだけど、高校生のときに現代文の授業を受けながら、自分と社会とのつながりに純粋に不思議を感じた時のことを思い出した。自分は、他者がいるから成り立つということ。「すごい」も、絶対的にすごい人やものが存在するのではなくて、なにか比較するものがあるから評価されるのだということ。当たり前だと思っていたことが、社会学のレンズを通すと違って見えるという新鮮な驚きが蘇ってきた。 ここ最近、社会学や人文学に対する批判がかまびすしいが、生きている中で生活に紐づいて感じられる不思議、悩み、疑問を扱ってくれるというのは、「役に立つ」ことはないかもしれないけど、<役に立つ>に違いないと思う。 モヤモヤしながら通読してしまったので、折に触れて一章ずつ丁寧に読み返したい。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved