
pamo
@pamo
2025年11月27日
食べることと出すこと
頭木弘樹
読み終わった
感想
図書館本
大学生で潰瘍性大腸炎を発症し、難病になってしまった著者のエッセイ。とにかく下痢になる。下痢になるから食べるものにデリケートになるし、出かけるときもトイレ主体の行動になる。
そうすると気軽に人と食事に行けない。「一口でいいから食べてみなよ」と勧められるものも口に入れられない。人と同じものを食べないと、途端に人の輪から外れてしまう、
食べられないことの苦しみは社会性の苦しみだ。排泄をコントロールできない苦しみは、一人前の人としてコントロールすべきことをできない苦しみだ。
(程度はちがえど、私もアレルギーなどで同じ社会性の苦しみを味わったことがある。)
そして難病の恐ろしいところは、私の持っているアレルギーや尿意とかとは違って、「今日はお休み」がないこと。24時間365日家事労働に追われるのと似ている。少しのつらさでも、ひとときも休みがないことが精神を追いつめる。
この病気にかかる人は、繊細で慎重な性格の人が多いという。でもそれは、病気がその性格をつくる。人の性格は病気や症状でかんたんに変えられてしまう。





