
はな
@hana-hitsuji05
2025年11月28日
能力で人を分けなくなる日
最首悟
読み終わった
図書館本
図書館で借りた
仕事の休憩時間にサッと読みたい内容ではなくて中々読み進められなかった。
しっかり向き合って読みたかった。
なんか人と関わるからには爪痕残さないと、みたいな雰囲気の中にいるとフワッとうんざりすることがある。
なんでも効果や結果を求めて、その量や質に価値観を求められているような気がして勝手にプレッシャーを感じる。そして自分がその圧をかけている場合もあるのだろうと思う。
第3章で「いるだけで良かった」という言葉がすごく心に残った。
「価値」という概念すら疑わしくなってきている。考え込んでしまう。
最終章で水俣病と石牟礼道子さんが出てきて本当にビックリした。
最近、別の興味関心から手に取った本に突然現れる特定の人というのが出てきた。
何か交差してきた予感がする。
人が忌み嫌う仕事をする人たちを差別していく流れから、まさか漁民が見下されているとは思いもしなくて驚愕。
国や行政の思惑、特定の職業に対する差別の意識、色々折り重なって水俣病があった。
本を読めば読むほど世界がどんどん拡大して、端と端で突然繋がり始め、自分の限りない無知が丸裸にされる気分。









