能力で人を分けなくなる日
45件の記録
はな@hana-hitsuji052025年11月24日読んでる図書館本図書館で借りた「あいだで考える」シリーズにハズレなしな予感。 自分が割と悩まずに即決してきたことって、ただ深く考えていなかったからなんだろうか。 重度障害の末娘を世話しているのが彼女の母で、父である著者の面倒はその末娘・星子さんがみるのでしょというくだりで「どうやって?」と思ってしまった。 でもそもそもケアをするってどんなことなのか、それにさえ固定概念があったのかな私は。 「みんな違ってみんないい」という言葉はコピペしたみたいに同じことを同じように出来るようになれというプレッシャーを暗に感じてきた身としては、世界にひとつだけの花と同じくらいの救いのような言葉だったので勿論疑う余地はなく、それに対して疑問を呈してきたのでそう来たか〜!と頭上に春雷落ちた気持ち。 能力主義の中で育ち、どう足掻いても不意の判断で人や自分を能力のあるなしで判断している瞬間に、こういう本を読むことでどんどん気付かされていく。 主語の要らない日本語と閉じた世界、開いた世界の部分はめちゃ面白かった。 死んだら何も疑わずに脳死の段階で臓器提供するつもりだったのを思い出した。 脳死状態の私なんかより、臓器があれば生き延びることの出来る人のチャンスや可能性を繋いだらいいじゃんと思っていた。なのに。 生きる価値って本当に一体。 誰かの役に立って死ぬことは良いことだと思ってたのに、また色々と考え始めてしまった。 生死について著者の話をもっと聞いてみたい。









調@shirabe2025年11月15日読み終わった久しぶりに。人事の仕事(かつ外資系)をしている以上、なかなか難しいのだけれど、メリトクラシーの一本槍でやっていくのは好みではなく。自己責任論と合わせ、引き続き考えていきたい。
親知らず抜いた@y_sa2025年6月29日読み終わった排外主義や優生思想がよく見られるようになった今、読んでおいてよかった一冊。 すぐ理解した気ですっきりせず、わからないまま、立ち止まって考え続けていこうと思う




スコスコのスコップ@sukoppu_sukosuko2025年6月19日読み終わった今持ってる自分の物差しは、価値観は 自分を生きてきたからこそあるものなのに それを頼るのはそんなに悪いことなのか わかるとか、わからないとか 共感できるとか、できないとか 好きだからとか、嫌いだからとか 優れているからとか、劣っているからとか 意味や価値があるとか、ないとか そういうジャッジを抜きに他人と向き合うってどういうことだろうって ここ最近はずっと考えていた、それで手に取る本が変わってきた それでもなお残るのは、 あなたと向き合うためなら過去や今の自分すら超えていきたい そういう意志を繰り返しているだけな気がした


橋本吉央@yoshichiha2025年5月29日読み終わった重度障害者である娘の星子さんと暮らす最首さんの語りを中心とした、若者との座談会にて、人の価値や関係性、優生学や水俣病などについて話していく。あまり深い話には至らない。とっかかりには良いのかも。最首さん夫妻と星子さんの話をもう少し知りたいなと思う。別の本をいつか読んでみたいかも。 障害のある家族が、自分がいなくなった後でも、どうにかやっていける、それだけ周りの人が助けてくれるだろう、という感覚を持てることが、信頼の世界であり、ある意味それが豊かであるということなのかもしれないなと思った。そういう豊かさは、世界にあり続けられるといい。そのために自分も尽力できると良いな。 苦海浄土読まないと・・・



ぽーすけ@po0o0osk2025年5月25日読み終わった能力で人を分けていた。主に仕事をする上で。 去年の始めからどんどん余裕がなくなっていって心休まらない状況が続いていて、他者を責めてしまうことが多々あった。自分の物差しに他者がかなわないことに不満を持っていた。一方で自分は、自分がやっていることは価値のあることなのだと叫んでいた。休むと負けちゃう。自身の逃れられない特性である攻撃性をーーーもちろん逃れたいと思っているがいつでもコントロールできるものではない、自分の特性をどのように引き受けられるかにかかっているーーー暴れさせないように余裕というかゆとりというか、一歩落ち着こうとする意志を持ち続けていたい。

ぽーすけ@po0o0osk2025年5月24日読んでるP.146 たとえば、自分が人を、どうしても物差しをあてて見て、測ってしまう。でもそれは自分の経験をもとに見える範囲の、自分が持っている物差しでしかなくて、自分に見えない範囲のことは考えられていない。だから、学ぶことや考えること、人と話すことで、その物差しをより広げていく、つまり自分の中の価値を増やしていくことで、限られた物差しで人を測って切り捨てたり判断したりしないようにしていくのか、それとも、そもそも価値自体を遠ざけていくのか。 この読書がまさに、物差しを増やしてくれる時間だった。


ぽーすけ@po0o0osk2025年5月24日読んでるP.110 それこそ「生かされてる」というか、まわりと関係がある中にいるから死ねない、みたいな感覚はありますね。 ここは、本当にそう思う。つらくてしんどくてもう「いなくなっちゃいたい」と思う時、自分がいた痕跡や記憶ごとなかったことにしたいと思うのは、まわりとの関係があるからだと思う。 P.111 いのちっていうのは、決して善きものではない。善きものも含んでいるけど、人間にとってどうしようもない、酷い苦しみとか悪魔的なものも含んでいる。いのちっていうことについて、私たちは全容がわからないんです。 全容がわからない。他者を善い/悪いの二元で切り捨てがちだけれど、もっと複雑、全容がわからない。
ぽーすけ@po0o0osk2025年5月23日読んでるケアあいだで考える弱さと強さ@ 電車P.47 だから「強い」っていうのは、「ひとり」ということに関係がある。弱さはひとりでは耐えられない。弱いから、誰かが必要になるんです。 (中略) 休んだら強くなれないもの。

D / ディー@didi99882025年2月14日読み終わった10代向けに書かれていて、尚且つ対談式だから優しい。(と言っても、著者の最首さんがほぼ喋ってる) 水俣病の話や、やまゆり園の話をしながら、優生思想などについて考える良書。







































