
記憶の本棚
@kioku-no-hondana
2025年11月29日

噂(新潮文庫)
荻原浩
読み終わった
---『えっ』と思わず声が出る
衝撃のラスト1行---
とは何ぞや!?と気になり購入。
本当に、衝撃のラスト1行だった。
最後の最後でまた新たな謎が湧き起こるんだけど、その謎の真相を最後の1行がスパーンと解き明かしてくれていて、感服の一言でした。
と同時にその真相に真の怖さを感じたり、「善と悪とは何かね」とやるせない気持ちになったり、でも何かこうわだかまっていた胸の奥がスカッとするような気もするし、豪快に笑い出したくなるような気持ちにもなったり、、、とにかくミステリー小説のなかでも最高の結末だと思いました。
最初の事件の犯人の散り方も唸るものがあった。
所轄の強行犯係ベテラン巡査部長の主人公と、本庁の若手警部補とのコンビという設定も面白かった。
所轄vs本庁とか、本庁の中での手柄争いとか、所轄に特別捜査本部が来るから所轄のお偉いさんは接待とか、大好きな「踊る大捜査線」でもよくでてくる描写があって、本当警察ってこんなかんじなんだろうなぁ😅と良くも悪くもなんとも言えない気持ちになったり。
そんなところもまた面白かったです。


