噂(新潮文庫)

14件の記録
記憶の本棚@kioku-no-hondana2025年11月29日読み終わった---『えっ』と思わず声が出る 衝撃のラスト1行--- とは何ぞや!?と気になり購入。 本当に、衝撃のラスト1行だった。 最後の最後でまた新たな謎が湧き起こるんだけど、その謎の真相を最後の1行がスパーンと解き明かしてくれていて、感服の一言でした。 と同時にその真相に真の怖さを感じたり、「善と悪とは何かね」とやるせない気持ちになったり、でも何かこうわだかまっていた胸の奥がスカッとするような気もするし、豪快に笑い出したくなるような気持ちにもなったり、、、とにかくミステリー小説のなかでも最高の結末だと思いました。 最初の事件の犯人の散り方も唸るものがあった。 所轄の強行犯係ベテラン巡査部長の主人公と、本庁の若手警部補とのコンビという設定も面白かった。 所轄vs本庁とか、本庁の中での手柄争いとか、所轄に特別捜査本部が来るから所轄のお偉いさんは接待とか、大好きな「踊る大捜査線」でもよくでてくる描写があって、本当警察ってこんなかんじなんだろうなぁ😅と良くも悪くもなんとも言えない気持ちになったり。 そんなところもまた面白かったです。


しおり@Kaffee58882025年9月15日読み終わった遅れて取った夏休み2日目の3冊目。 「噂」って怖い。途中から「本物」になることがありうるから。 誰が言ってるのかも分からないのに、会話の中で「らしい」とか信ぴょう性もないのに広まって、本当らしい顔して会話の中にある。真偽の確かめようもないけれど、火のないところに煙は立たない方式で「でも何かあるからそういう『噂』が立つんでしょ?」となる。SNSが発達した現代社会ではこの噂というものはもっと大きな力を持ち出しているのではないかとも思う。この作品が2006年が初版と出てきて驚いた。でも、確かにまだまだインターネットが普及していない時代だからこそ口コミが有力な情報源だったという話の流れにも持っていきやすいなぁとも。 刑事二人の掛け合いも良い。全く物語の邪魔にならない。基本的に小倉刑事の視点で進んでいくのでわかりやすい。 それにしても最後のところはちょっとゾッとしたな。『噂』、成程な。









ゆかり@yukari2025年8月28日読み終わった「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。 噂、口コミを題材にしたミステリー。 あらすじ程度の知識しか入れないようにして読んだので、ラストにはびっくり。 それがなくても成立していただけに…。 読後、何度も答え合わせのためにパラパラ最初から読み直しました。 良い読書体験でした!


みっくー@sf-distopia-sf2025年4月9日読み終わったどんでん返しという大袈裟な言葉ほどじゃないけど、オチがあった。さっぱりしていて、読後感もすっきりなるほど。特に主人公が味わい深い人間でそれがこの話の魅力だったのかも
るいこ@ruiko_252025年3月11日とんでもない作品だった。 両足の切りとられた殺人事件と、ある噂。 だんだんと真相がわかっていくにつれて手が止まらなかった。あと最後の4文字は噂の通りだった。









