北村有(きたむらゆう) "人生を〈半分〉降りる" 2025年2月27日

人生を〈半分〉降りる
P179 哲学は徹底的に社会的無用物なのです P185 べつに大学な会社に辞表をたたきつける必要はなく、月給だけもらってなるべく好き勝手なことをする、そのためには細かな計算をして、「必要がない」と思ったことからはさっさと手を引く。 できるだけ人づき合いを制限し孤立して、「自分が今生きておりもうじき死ぬこと」を考える。 P197 私がますます「人間嫌い」になってゆくのも、突きつめればこの難問のためかもしれない。私にとって100パーセント快適な他人はいないのですから、いかなる他人も何らかの点で私に不快感をもたらす存在です。 とすれば、他人から「離れる」しかない。最終的な回答ではありませんが、さしあたり行き着いた回答こそ半隠遁なのです。
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