
ほんね。
@Honne_0330
2025年11月30日

人間標本
湊かなえ
読み終わった
"人間標本" タイトルだけでうっすらと想像がついたが、実際に読んでみるとそれを遥かに凌駕する。
「人間標本」を作った蝶博士、もとい、猟奇殺人者の榊 史郎の手記から始まる物語。
えーそういうこと?がくるくるとひっくり返されて、都度、情報に踊らされる私は恐らくこの事件を知った第三者と同じ立場で、同じ視点でこの事件を眺めている。神視点ではなく、第三者の人間として物語に取り込まれてしまったかのような心持ちがした。
父と息子、母と娘、広義で見たらこれも一種の愛の話になるんだろうか。
追記
ドラマカバー帯裏のQRコードを読み込んだ。
"人間標本"そのもののイラストと0章に相応しいとある人物の手記。文字だけで補完しきれなかったものがぱっと飛び込んできて思わず息を呑んだ。
怖い、美しい、いろんな感情が飛びまわる。これが芸術か、とさえ思ってしまうのは、もう取り込まれて手遅れとなってしまった状態なのかもしれない。




