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ほんね。
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@Honne_0330
社会人|読みかけだったり積んでたり📚
  • 2025年10月11日
    黒蝶貝のピアス
    黒蝶貝のピアス
    借りて読んだ。 最初は引き込まれたけど、ちまちま読んでいたら何が何だか分からなくなってしまった。 登場人物たちも、あーそういう、?って感じで、微妙に引っかかることもしばしば。人間って複雑ですね。 現代的な要素も盛りだくさんで、ちょっと詰め込みすぎな気もしなくはない。 砂村さんの本は何作か読んできたけど、凪いだ水面(のように見える)ものの下の激情や不穏を描くのが上手い。 淡々として、急展開があるわけではないけど、どこか引き込まれる。
  • 2025年10月8日
    ●●にいたる病
    ●●にいたる病
    『殺戮にいたる病』は未だ未読作品。 このアンソロジーも借りて読了。 初手の「切断にいたる病」からグロくて危うく断念しかけた。グロいのが苦手な人にはあまりおすすめできない。 個人的には背筋さんの「怪談にいたる病」が好きだったな。深夜帯の時間に読んで軽く後悔。怖かった。 最初の3作品が結構好みで面白かっただけに、後半が微妙に合わず失速気味。 ミステリーを基調としているので、ひとひねりをどこにどう入れるのか、作者の個性が光っていた気がする。「幸せにいたらぬ」病かぁ…。寂しいなぁ。
  • 2025年10月5日
    それからはスープのことばかり考えて暮らした
    登録忘れ。 どうやら以前に読んだことのある「つむじ風食堂の夜」と同じ舞台?らしい。どちらかというとこちらの方が好み。食べ物が好きなので。 誰かの日記のような柔らかい文体で紡がれるこの本は、深夜のホットミルクと良く似合う。 この季節にちょうどいい。そんな雰囲気の本。 この本持って、スープとサンドイッチが美味しいお店を探しに行きたい。
  • 2025年10月4日
    ドミノ
    ドミノ
    文庫で読了。27人+1匹、全員が主人公…😇 登場人物の名前を覚えるのが死ぬほど苦手なのでかなり苦戦。キャラ付けで何とか読み切ったものの、細かいところは、誰だっけってなることもしばしば。圧倒的に、疲れている時には読みたくない本かも。 東京駅を舞台に、同じ時間、同じ場所での多種多様な人のそれぞれの人生。ひとりひとりに人生があるよなって当たり前のことを再認識させられた。 ドタバタコメディタッチなので、登場人物の名前覚えられるタイプの人にはおすすめ。
  • 2025年10月1日
    永い言い訳 (文春文庫)
    失って初めて気づくことってあるよなって思った。それがある時はあることが当たり前で、日常になっていて。 その人を愛せなかったことを、他の人で補おうとするのはどうなんだろう。それだったら、生きていた頃に愛してあげれば良かったのに。でもそれができないから人間って愚かで愛おしいんですよね。 すごく、ひとつひとつの文章がずっしりと沈んでくる感じの本。「長い」じゃなくて「永い」。その言葉の意味を考える。余韻に浸る。 この先の人生で、大切な人が亡くなった時、その死とじっくり向き合いたい時にまたこの本を手に取ろう。それまでは、何でもきちんと言葉で伝えようと思う。 p312 「ぼくらはね、そんなに自分の思う通りには世界を動かせないよ。だからもう自分を責めなくていい。 だけど、自分を大事に思ってくれる人を、簡単に手放しちゃいけない。みくびったり、おとしめたりしちゃいけない。そうしないと、ぼくみたいになる。ぼくみたいに、愛していいひとが、誰も居ない人生になる。簡単に、離れるわけないと思ってても、離れる時は、一瞬だ。そうでしょう?」
  • 2025年9月29日
    病に至る恋
    病に至る恋
    スピンオフが出てこれを読んでも本編のどうしようもないような行き場のない気持ちが解消されなくて本当に良かった。むしろもっと本編の深みが増した感じがしてとても良い。 「病巣の繭」 景の幼少期の話。ああ、こんなにも身近な人間まで景の虜になってしまうのか。本編の空気感に1番近い気がしている。本編が終わったあと、母親は何を思うんだろうな。この時の答え合わせになるのだろうか。 「バタフライエフェクト・シンドローム」 ifの世界線の話。 宮嶺が景のヒーローとして現れてしまう限り、きっと本編のあの結末は免れないんだろう。 運命は、始めから決まっているものなのかもしれない。
  • 2025年9月28日
    恋に至る病
    恋に至る病
    『病に至る恋』が刊行されたので、映画の予習復習も兼ねて5年ぶりぐらいに再読。 初読が5年前で、1回しか呼んでないのに当時の記憶が強烈すぎてほとんど覚えていることに驚く。 宮嶺と景の関係性がち好きで…最後の一文にずっと殴られている。余韻がすごい。 景を、誰も愛さなかった化け物か、ただ1人だけを愛した化け物か、って話だけど、私は宮嶺と同じく景に洗脳されているので後者を推したい。はぁ…好き。満を持して『病に至る恋』を読みます。
  • 2025年9月23日
    死んだ山田と教室
    舞台行くので再読。 まーじで和久津が健気すぎるんだよな…山田が生きていたらきっと生涯の親友になってたんじゃないかなと思う。 高校時代、しかも男子校特有のバカバカしいノリの楽しさと同時に、生きている者と死んだ者の対比が切ない。 生きている方は、"今"を生きているんだもんね…。 もう過ぎ去ったあの頃を懐かしむ人、自分が何のために生きてるのか、問いを考えたことがある人に勧めたい。
  • 2025年9月23日
    コーヒーの囚人
    コーヒーの囚人
    最近好きな作家さん。 コーヒーと人生、4つの短編+α。レコードのA盤B盤的な感じで好き。 個人的好みは表題作「コーヒーの囚人」と「どこかの喫煙所で会いましょう」かな。 「コーヒーの囚人」 同居人が出ていって、代わりに同居人の彼氏がやってきて、同居人の彼氏が出ていったら同居人が戻ってきて…結局この3人はどう決着したのだろう。 "体は元気なのに心だけが病んでいく" "幸せな囚人ですよ、僕は。" この言葉がすごく重たい。 黒縁眼鏡の男性と、発展しない恋心、それから珈琲。メロい。 「どこかの喫煙所で会いましょう」 読んでいる最中と読み終わり直後は普通に、嫌な女だなー、彼氏めっちゃいい人やんけって思ってたけど、余韻に浸ってる今、女性側の気持ちも分かっちゃうのが辛い。いやこれは女性側が悪いし因果応報だけど。 「二兎を追う者は一兎をも得ず」ってこのことか…って。でもこれ圧倒的にセフレ男性も悪くないですか?(他責)。30を迎えた女をセフレにするなよ…って思ってしまう。 多分いい人なんだろうなって感じの彼氏は何も悪くない。でもやっぱりリサーチは必要かもね…年代に相応しいもの、だとか、相手に似合いそうとか観点いろいろあるだろうに、視点が全部自分起点なのが気になった。あと、冷蔵庫に仕舞うのか…とかやっぱりちょっと思っちゃうよ…。差別だとかは良くないし、女性側も視野狭いなって思ったけど、多分そういうところじゃないかな…。 なんだかえらい登場人物に物申したくなる話だったけど、終わり方は好き。
  • 2025年9月22日
    月の立つ林で
    月の立つ林で
    文庫版の表紙がきらきらしていてとても可愛い。 ポッドキャスト『ツキない話』から繋がる色んな人の連作短編集。 日々の生活の中でうっかり見て見ぬふりして落としていくようなことをそっと拾い上げてくれるような読み心地。期待以上でめちゃくちゃ良かった。 5作品あるなかで、「お天道様」「ウミガメ」が好き。家族の話に弱いんだから…。 寝る前に1話ずつ、それこそポッドキャスト聞くみたいに読むのが楽しい。まあ一気読みしたけど。
  • 2025年9月21日
    ものがたり洋菓子店 月と私 よっつの嘘
    積読の中から引っ張りだして読了。 文字で読む少女漫画。お手軽にときめきや、きゅんを感じたい時にさっくり読める。 嫌なこと悲しいことは起こらないので甘いお菓子とお茶をつまみに読む。 最後の1行でうわー!って声出てしまった。続巻も近い内に出るらしいので楽しみ。
  • 2025年9月20日
    おいしいが聞こえる
    おいしいが聞こえる
    『転職ばっかりうまくなる』から知ったひらいめぐみさんの食エッセイ。 卵シールの話は地域ごとに特性あるんだ…と面白くなった。でも今はどうなんだろう?あまりシールタイプを見ない気もする。 それから、慣用句の話とか、匂いの話とか。よく思いつくなーって思った。どこかのお家の夕飯の匂い、あれ妙に郷愁を感じる。早く帰らなきゃって気分にさせられるんだよね。 あともうひとつ印象的なのでいうと、大人になって初めて食べたものの話とか。 私は…なんだろう…。ちゃんと考えてみると意外とぱっとは出てこないもの。あぁ、でも"そばめし"を初めて知ったのは大人になってからだったな。結構衝撃だった。 食べることと精神状態が直結するのはよく分かる。だからこそ、美味しくないが始まったら危険信号。短いのと読みやすいのでさらっと読了。 食べること、ご飯の話が好きな人には絶対おすすめ!
  • 2025年9月20日
    アルケミスト 夢を旅した少年
    アルケミスト 夢を旅した少年
    童話風なファンタジー冒険譚。 すごく『星の王子さま』を彷彿とさせる。 話自体はすごくシンプルなんだろうけど、翻訳ものがあまりにも苦手すぎて、文字が上滑りして仕方ない。 結局どう受け止めれば良かったのかな?と。 ああ、でも終わり方というか、始まりと終わりは結構好きかも。 『星の王子さま』もだけど、期間あけて何度か読めば慣れてもう少し飲み込めるようになるかな。 一旦しまっておこう。
  • 2025年9月19日
    イン・ザ・メガチャーチ
    久しぶりの朝井節。 ここ最近で立て続けに話題になった『正欲』『生殖記』があまり合わなかったのもあって、"推し活"がテーマの本作はあまりにも身近すぎてびたびたに浸った。 全く真逆のように見えた2人の"すみちゃん"…私は違うって思っても呑まれちゃうのが物語の持つ強さなのかな。そう考えたら私も人のこといえないな。 現代は視野を広げることで得られる自由という不自由さ、という点は結構納得したし、目から鱗だった。だって何かしらの指標がないと怖い。 「多様性」「人それぞれの幸せ」、昔に比べたら遥かに自由になった世界で、自らをカテゴライズして枠にはめて、コミュニティ仲間と一心同体になって、自ら不自由な方向へ突き進む。それが現代の幸せ。 視野を狭めれば、それ以外のものが目に入らなければ、夢から覚めない。覚めない夢は心地いい。だって現実は冷たくて苦しい。 それが現代、令和という時代なのかな。 ホラー小説ではないはずなのに、読んでいてすごくぞっとした。紛うことなき今年のベスト10内に入る。
  • 2025年9月18日
    本読むふたり
    読書アカをテーマにした本ということで気になって一気読み。 主人公は多分私の3つか4つか5つぐらい上の年齢かなぁって推測。作中に出てくる話題作の話とかニュースはそういえばそんなものあったなって懐かしさを感じつつ(村上春樹の『騎士団長殺し』のニュースとか)。 読書アカ同士で知り合って付き合う→結婚って割と見かけるというか、珍しくはないんだろうけどその陰にはこの2人みたいな人達もいたのかなぁって思うと微妙な気持ちになる。 私自身が、そもそも物心ついた頃から本が好きなタイプだからか、主人公みたいな人生のどこかのタイミングで本が好きになったタイプの気持ちはよく分からない。 フミカと付き合ったのも結局1年ぐらいってこと…?え、それ読書である必要あった…?ファッション感覚では…?とか雑念が入ってしまったのは残念。 面白かったし読みやすかったけど、思ってた感じの恋愛小説ではなかったかも。主人公が終始痛々しいのは大学生だからってこと…?朝井リョウの『何者』を思い出した。
  • 2025年9月15日
    潔白
    潔白
    文庫で読了。司法絡みの本なので、難しいかもと思ったが何とかストーリーは追うことができた。 とある母子殺人事件の犯人は死刑執行済み。 それから何十年後に、被告の娘が再審の要求。 死刑執行された後で、犯人とされた男は冤罪だったのか?真相を追う骨太な裁判ミステリー。 真実を証明しようとする娘と弁護側、冤罪死刑を行ったことを認めるわけにはいかない検察を始めとした国家権力との対立。個人VS国家権力。一体どうなるのか、終始キリキリとした緊迫感に包まれた読書時間だった。 弁護側も検察も、本来は同じ正義をかざす存在なのに、権力に呑まれてしまう構造は本当にやるせない。"既に死刑が執行された後"というのがポイントかな。 『殺人犯はそこにいる』ってかの有名な文庫Xの中身だったかな?こちらも読んでみよう。 ハラハラドキドキしたい、読書に刺激が欲しい人にはおすすめ。ただ、なかなか胸が痛くなるので読む時は自分の体調やメンタル状態と相談をしながら。
  • 2025年9月15日
    出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
    多分3回目ぐらいの再読。元気になりたい時に読む本。 蟹ブックスの店主、花田さんの実話エッセイみたいな。今はもう終了しているサービスらしいけど、X(旧Twitterではなく)という出会い系サービスでありとあらゆる人に本を勧めまくった1年間の話(わりとタイトルまま)。 色んな人と関わって、自分の変化を実感して、出会い系サイトを飛び出して、現実世界でもどんどんと交友関係を広げていく姿は読んでいてとても気持ちがいい。読み進める内に、何だか自分も新しいことやってみたいなって気持ちにさせられる。 学生時代にありとあらゆるマッチングアプリをやってきたけど世の中には色んな人がいるっていうのはすごくよく分かる。この本の始めの2人みたいな、えぇ…?ってなる人もいるけれど、お話して楽しい人もそれ以上にいたし、自分の知らない世界を知るという点では楽しかったし、結局は自分の使い方次第なんだよな、と。ただ危険もあるから慎重に。 花田さんと遠藤さんみたいな関係性、すごく素敵だと思った。 変化に対して怖いという気持ち、不安もあるけれど動いてみなきゃ分からない。ほんの少し勇気を出せば今までからは考えられないような違う世界が待っているかもよ?と後押ししてくれるような本。 最近ちょっと停滞気味かも…とか鬱々とした気持ちになって前向きになりたいなって人とかにおすすめ。
  • 2025年9月14日
    スタープレイヤー (角川文庫)
    2回目の再読、異世界ファンタジー。 この作者の本は『夜市』とかしか読んだことがなく、まるっきり違う作風に度肝を抜かれた。 え、こんな壮大な世界観作れちゃうんだ…みたいな。『夜市』もだけど、世界観設定が凝っていて好きだ。 何でも願いのかなう10の力を手に入れた人間はどうするのか。主人公自体もそんなにできた人間ではないところが味噌かも。 個から全へ、どんどんと世界が広がって、統治するものができて、団体から村へ、村から国へと進化していく様は読み応えがある。ラナログの言い分、完全にアメリカ側だなぁって(出身がアメリカだから当たり前なんだけど)新しく気がつけたのは良かったかも。戦争は、それぞれの主張があれど、侵略する側の言い分だって言っていたところが印象的。 停滞した人生に風穴ぶち空けたい人、何かのめり込むほど面白い本を求めている人におすすめしたい。 ※ちょっと痛々しい描写があるからそこだけ注意。 次作『ヘヴン』も近い内に読まないと。
  • 2025年9月14日
    キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン(3)
    3作目は製菓工場と同志の話。 仕事にやりがいを見つけられないと嘆くより、自分でやりがいを作り出す、みたいな文章を以前にどこかで読んだ覚えがあって、ふいにそれを思い出した。結局のところ、自分次第なんだよね。 大人になっても夢は持ち続けたいなぁ。 夢に向かって頑張れる自分でありたい。 ただ、3作目ともなると少し中だるみ感も否めず。 美味しいケーキを食べたくなった。タルトタタン、あるかなぁ。
  • 2025年9月12日
    スロウハイツの神様(下)
    一気読みしちゃった…。 全ての創作者に向けられた賛歌。上巻の答え合わせ回すぎて読んでいて気持ちいい。 西尾維新さん解説の「人間は触れてきた作品通りの人間となる」、いいなぁ。 自分の触れてきた本がひと目でわかるから、なかなか本を手放せないし、人の本棚を見るのが好きなんですよね…。久しぶりの辻村節を浴びた感じ。最高だった。
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