

ほんね。
@Honne_0330
社会人|読みかけだったり積んでたり📚
- 2026年9月6日
最後の医者は海を望んで君と生きる二宮敦人読み終わったシリーズ1作目の初読がどうやら6年前らしい。 本作は割と発売当初に買った覚えがあるので長いこと積んでいたみたい。最新刊を読むために1作目からまた読み直し。 医療もの、ましてや生き方や人の尊厳に関するものを題材とした本は今の時代ごまんとある。 ただ…なんだろうなぁ、このシリーズの好きなところはそういうんじゃなくて。何をしてでも絶対に患者を救う(生命を持続させる)、諦めない医者と、治療をしても完治が見込めない者には以降の時間の使い道を提示する、いわゆる緩和治療を薦める医者。 対極に位置する医者と患者(+病)を中心に展開された前2作に比べると、本作はもう一歩先の、「残された側の人生」に対するアプローチがされているように感じた。シリーズを通して、患った当事者とその関係者、そして大切な人がいなくなったその先まできちんと描かれていくのは良かった。残された者には生きる限りその先の人生があるからね。 時薬、とはいうけれど、何年、何十年経とうがダメなものはダメだし、それはやっぱり当事者にしか分からないもの。そのことを本作で改めて突きつけられた気がした。 個人的にはシリーズ1作目1章の慟哭が本当に辛いし、やっぱり何度読んでもそこが1番印象的。 自分にとって大切な人が…とか考えるのは簡単だけど、実際にその立場に置かれないと分からないわけで。6年越しに出た (まさか続編が出るとも思ってなかった)新刊だったけど良かった。医療ものの小説の中でも読みやすいし分かりやすいので結構好き。 - 2026年9月1日
まだいない君に星の舟をsyo5,阿部暁子読み終わった1作目の『どこよりも遠い場所にいる君へ』を読んだのは確か高校生の頃。あれから何年もしてこの度アニメ映画化、そしてスピンオフとなる今作が今年発売されたので改めて1作目から今作まで読み直した。 初めて読んだ頃は、正直そこまでぴんとこなくて、「ふーん、そういう話なんだ」といったくらいの温度感だった気がする。多分この物語が想定している年齢をとうに過ぎた今、改めて読んでみると、当時は気にも留めなかった言葉や感情がじわじわと胸に沁みてきて驚いた。 同じ物語なのに、あの頃より少しだけ大人になった今、こんなにも受け取り方が変わるのかと思った。 映画は10月頭の公開。登場人物たちがどのようにして動くのか、楽しみになった。 - 2026年8月30日
有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)森見登美彦読み終わった1作目も面白かったが2作目はさらに輪をかけて面白い。ちょっとずつそれぞれの登場人物の関係性が変わりつつあるのも好き。あと圧倒的に終わり方が好み。3作目はまだ出てないか… - 2026年7月7日
地雷グリコ青崎有吾読み終わったするっと懐にもぐりこんでくるような作者だなぁと常々思う。『早朝始発の殺風景』でも思ったけれど、ミステリ×青春の新しい担い手というかなんというか。 物語やキャラ設定に複雑なところはなく、特徴的なキャラ設定が魅力かつ物語としてもちゃんと面白い。すごい。 ポーカーだけは私が全くルールを知らないからそこだけ難しかったけれど、他はあまりにも馴染み深い遊びに独自ルールを加えたものだからこそ分かりやすい。 ルールの隙を突いて展開されていく心理戦には思わず引き込まれてしまった。ミステリ初めてだなぁって人にもおすすめかな。 - 2026年6月28日
ここはすべての夜明けまえ間宮改衣読み終わったこれも随分前に話題になってた記憶。図書館で見つけて読了。 融合手術を受けて不老不死となった女性の家族史と独白。前情報ゼロで読み始めたらひらがなでつらつらと書かれている上に読点がほとんどなくて慣れるまでは時間がかかった。アルジャーノンと同じ感じ。 ふんふんって読み進めてたら急にボカロ曲とかも出てきてびっくり。知っている曲だったからなおさら。 物語が進むにつれて、主人公の思考の変化が見られたのは良かった。他者と関わること、生きていく中で誰かを「搾取」してしまうこと、それができずに生きられたらどんなに楽だろうね。 「わたしはこれいじょう、じぶんをきらいになりたくないんです。」 「わたしはわたしと、ちゃんとともだちになるところから。」 自分を知ることって他者を知るよりもずっと難しい。後悔の多い人生でも、選んだ方を正解にしていく覚悟と、自分を嫌いにならない生き方を。 詩的な表現とか好きな人とかにおすすめかなぁ。 - 2026年6月27日
愛されてんだと自覚しな河野裕読み終わった発売当初に本屋で見かけて、ずぅっと気になってた本。輪廻転生ものが大好きなので。 かつて平安の世に水神に懸想されるも、水神を振って愛する男とともに死んだ女。転生した先の世では、女側は生まれた時から千年の記憶を持つが、男の生まれ変わりを愛した途端にその記憶をなくすという。反対に、男側は千年の記憶は持たずに生まれ、女の生まれ変わりを愛したとき、千年の記憶を取り戻す。永遠にすれ違う輪廻の呪い。 時には人間同士で、時には動物として、またある時は植物として。姿形を変えながらも絶対に巡り会い惹かれ合う男女。そして舞台は現代へ。 文体としてはどこか森見登美彦を彷彿とさせる。 ちょっと癖があるのか読みにくくて、イメージが膨らまなかったり、さらっと読み流してしまったけど、結末は完全に予想外。ここをちゃんと理解した上で読んだらきっともっと面白い。 - 2026年6月25日
ツミデミック一穂ミチ読み終わった気にはなっていたものの、タイミングが合わず読めなかった本。図書館で借りて読了。 ツミデミック、勝手に''詰み''かな?って思ってたけど、''罪''のほうだった。コロナ禍を共通項とした短編集。 個人的に1作目と2作目が圧倒的に好きかな。仄暗さ漂う後味の悪い話大好き。 2作目の「ロマンス☆」のこの感じ、近しいものをどこかで読んだ気がする。新井素子とか? コロナ禍の仄暗さとか先行きの見えない閉塞感、あの時の空気を上手く汲み取ってるなぁとも思った。 - 2026年6月21日
やさしさを忘れぬうちに川口俊和読み終わったシリーズ5作目。1作目に比べるとだいぶ小説として読みやすくなってきたように思う。 このシリーズしばらく追っていなかったけど、5作目なんかすごく良かった。 娘の結婚を許せなかったお父さんの話と、バレンタインチョコを渡せなかった女性の話が好きだ。 ほっこり、ちょっとじーんとするタイプ、心温まる物語を求めてる人にはおすすめ。読む際にはコーヒーをお供に。 - 2026年6月20日
ハンチバック市川沙央読み終わったすごく短い、けど、すごく考えるタイプの本。 単純に芥川賞が苦手なのはあるけれど、解釈に悩む。ただ、主人公の怒りのエネルギーが凄まじい。もう少し頭の働いている時に読みたい。ちゃんと考えなきゃいけない。 - 2026年6月20日
タイタン野崎まど読み終わった「仕事」と書かれた全帯が欲しくて買ったまましばらく積んでた本。 主題は仕事、『タイタン』という題があまりにもセンスが良すぎて好き。仕事をする必要性がなくなった先の世界で、仕事とは何かを考える。 結末は予想外というか、そうくるのかといった感じ。 お金のためだとか、生活のためだとか色々あるけれど、結局行き着く先はそれなんだよね。と、自分の仕事を思い浮かべながら思った。 転職活動を進めてる時に読めて良かったな。 - 2026年5月3日
神様の友達の友達の友達はぼく最果タヒ読み終わった随分前に薦めてもらってしばらく積読にしてたんだけど面白かった。 ところどころに刺さる文章があっていい。「赤裸々をお届けします」が好き。最近ZINEばっかり読んでたけどプロのエッセイもやっぱり良い。 - 2026年4月6日
- 2026年3月10日
この部屋から東京タワーは永遠に見えない麻布競馬場読み終わった初めて読んだタワマン文学。 これ、地方(田舎)暮らし⇒東京に来た人しか分からないんじゃないかなぁ。 この本を必要としない人生に思いを馳せてみるけど、全然想像がつかない。 上京して7年、そろそろ8年目。 この東京という都市に執着は一切なかったし、隙あらば逃げ出したいぐらいだけれど、最近はそれでもなおこの都会で生活する意味が見つかった。 もう少しだけ、頑張れるだろうか。 最近文庫で発売された『令和元年の人生ゲーム』も読む。 - 2026年2月23日
Moment本多孝好読み終わった「死ぬ間際に願い事をひとつ叶えてくれる人がいる」「それは鼠色の掃除婦の姿をしているらしい」 病院でまことしやかに囁かれる噂。 病気での死期が近い人は最後に何を望むのか。 後悔や初恋、一件心温まる話かと思いきや、単純な願いばかりではなく、隠された真の意図があることが面白い。 章が進むにつれて「死」という直接的なものに関してより深い問いへ潜っていく。読めて満足。 どうやらシリーズ化しているらしい?『WILL』『MEMORY』こちらも読んでみよう。 - 2026年2月21日
我が友、スミス石田夏穂読み終わった筋トレ小説。もとい、裏テーマに潜むはルッキズムやジェンダー? 身体を美しく鍛えあげることが目的のボディビル大会に出場を決める主人公と、「女性」というだけで変わりゆく主人公に向けられる好奇の視線や大会の"クラシック"な価値観。 直近で王谷さんの『カラダは私の何なのだ?』を読んでいたからそれと地続きで読めた。感情労働とか言われて久しいけど、性的役割で過剰な価値を求められることが多すぎるんだよな。男女問わずの話ではあるけれど。 ジムとは無縁の生活を送っていたので、機械やら部位の話はニュアンスで乗りきってしまったところがあるけれど、面白かった〜! すかっとしたい人にオススメ! - 2026年2月21日
白い薔薇の淵まで中山可穂読み終わったサイゼでひとり呑みしながらリハビリ読書。 久しぶりに読む本の1冊目に選んだことが正解なぐらい面白かった。 破滅的な恋。ツインレイ、この世にたったひとりの運命の相手。魂の片割れともいうべき相手。 それは恋愛でも友情でも巡り会う時には巡り会うのだろう。それがどんな形、性であれ。 激しく求め合い、傷つけ、罵り、どうしても離れられない。そんな激情ともいうべき恋を描いた恋愛小説。 なんと評せばいいのか分からないが、ただただ圧倒され、打ちのめされる。綺麗だった。 - 2026年2月15日
カラダは私の何なんだ?王谷晶読み終わった登録忘れ。 この人の文章はいい感じにトゲがあってパワフル。ばしっと言ってくれるので心地よい。 体の各部位ごとをテーマとしてあれこれ語っているけれど、初っ端「胸」の項目は完全同意。 周りから評されることが多くて、不自然に隠そうとしていたけれど、よく考えてみたらもっと堂々としていいよな!って気持ちになった。 私が私のことを1番大切にしてあげなくてどうすんだ。 - 2026年2月10日
- 2026年2月10日
私たちの読書生活大島梢絵気になる - 2026年2月9日
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