
かおり
@6kaorin5
2025年11月30日
東京會舘とわたし 下 新館
辻村深月
買った
読み終わった
東京會舘の歴史と追憶を淡々と。
各章、その時代、その場面場面での「わたし」が通り過ぎてゆく。
贅沢を言えるのならば、誰か一人に絞った東京會舘の物語を読みたかった。
けれど、これは「わたし」ではなく、「東京會舘」というひとりの物語なのだ。たぶん、と思い至る。
第九章では不覚にも泣いてしまった。
あんなに苦手だ、文章が合わないとほざいていたのに。
この直木賞作家は著者自身の投影なのだろう。淡々とした他の「わたし」に比べると、だからこそのリアルが迫った。この「わたし」あってこその本作な気がする。
この九章だけでも読めてよかった。
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三大苦手作家さんの中では、この方が唯一克服しきれていないかもしれない。この作品、読んだけれど、まだ苦手は拭えない。。。




