ワット
@watt
2025年12月31日
あしたの朝、頭痛がありませんように
谷田朋美,
青木志帆
読み終わった
特定疾患、いわゆる難病の二人の往復書簡。痛みなど生活の困難は確実にあるのだろうけれど、メカニズムが十分説明できなかったり、病気自体が医学的な論争の中にあり病名が病名になっていなかったり、周囲に容易に痛みを否定されてしまう。それは暴力である。こうしたグレーゾーンを背負い込んでいる人から見える、社会の圧力のかたち。
個人モデルから社会モデルへ、という考え方は広がりを持つものの、社会じゃなくてまず私の痛みがなくなればなんとかなるんだから、と悲鳴のような訴えも。モデル化で見えなくなるものがある。相手のことが分からない。それを前提に、私たちはどこまで進めるのか。
