
jaguchi
@jaguchi87
2025年12月1日
闇の奥
ジョゼフ・コンラッド,
高見浩
読み終わった
映画「地獄の黙示録」の原案となった小説だけれど、時代設定も場所も全く違う。
「地獄の黙示録」で私の印象に強く残っているのはキルゴア中佐や食卓を囲むフランス人たち。どちらも「闇の奥」には出てこない。
ただ、主人公が密林の河を船で遡り、そこに待っていたものの描写は小説の方が圧倒的だと思った。大密林のその闇の奥、植民地支配の闇の奥、クルツという人間の闇の奥。
「一つの魂がいかなる規制や信仰や恐怖にも縛られずに、ひたすら己れ自身と格闘するという、およそこの世では考えられない精神ドラマの神秘を、おれはこの目で見た。」p.172





