闇の奥
31件の記録
jaguchi@jaguchi872025年12月1日読み終わった映画「地獄の黙示録」の原案となった小説だけれど、時代設定も場所も全く違う。 「地獄の黙示録」で私の印象に強く残っているのはキルゴア中佐や食卓を囲むフランス人たち。どちらも「闇の奥」には出てこない。 ただ、主人公が密林の河を船で遡り、そこに待っていたものの描写は小説の方が圧倒的だと思った。大密林のその闇の奥、植民地支配の闇の奥、クルツという人間の闇の奥。 「一つの魂がいかなる規制や信仰や恐怖にも縛られずに、ひたすら己れ自身と格闘するという、およそこの世では考えられない精神ドラマの神秘を、おれはこの目で見た。」p.172





luli@azoth-shark2025年4月9日買った読み終わったわかるかいあれ、何を言ってるのか? に対する 『わからないでどうする?』がクルツの見てきた世界を凝縮していた。 『地獄だ! 地獄だ!』 帯にも書かれていた印象的な言葉。マーロウだけが知るこの言葉が、闇の奥の物語全てを表している。



彼らは読みつづけた@findareading2024年2月15日かつて読んだ電子書籍*読書で見つけた「読書(する人)」* 《血湧き肉躍るような読み物ではない。だが、一見してわかるのは、主題を一つに絞ったいさぎよさと、物事を正しく進めようという真っ正直な配慮だった。そのことが、もうずいぶん昔に書かれた控えめなページに、専門的な博識の光彩以上の輝きを添えていた。質朴な老船乗りが鎖や滑車について語っているのを読むと、つかの間でも密林やあの社員どものことを忘れることができて、まぎれもない本物に出会えた喜びにひたれた。》 — コンラッド著/高見浩訳『闇の奥』(2022年11月Kindle版、新潮文庫)





























