
おとわ
@otty1211
2025年11月30日
普天を我が手に 第一部
奥田英朗
読み終わった
感想
@ 自宅
すーーーーーーごい。
すごい物語。
600ページかけて昭和元年から昭和十六年までを描いている。
すごいよ。
こんなに丁寧に開戦までの日本の渦を書きますかね。
昭和100年、昭和史サーガ三部作の第一部。
まだ第一部!!!
年の暮れ、たった1週間で終わりを告げた昭和元年。
各地で立場も身分も異なる4人の子供が産まれたところから物語は始まる。
東京、石川、満州を舞台としながら、軍人も任侠も女性運動家もそれぞれの立場で信条を持ちながら生きるのに、全員が日本の大きなうねりに飲み込まれていく様が怖い。
600ページかけて真珠湾攻撃までの道をなぞるようで、戦争って突然始まったわけじゃないんだなというか、何度も何度も止めようとしても止まらない強い世の中の流れがあったんだなと。
悪い意味での根強い力を感じてしまう。
確かに日本人はずっと鎖国に守られてきてたし、大陸側の戦い方を知らない。
戦い方を知らないというのは、外交を知らない民族なんじゃないのかな。
いやーーーーこれじゃあタイムスリップしてこの時代に戻ったとしても、どうしようも止められないよね。
あーーーーー第二部!!第二部も昨日買ったんだけど、とうとう昭和元年生まれの愛おしい子供たちが戦争に巻き込まれていくだろうから、あーーーーーーーどうしよう。
もちろん読みますが。
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危険なのは全員が同じ方向を向くことである。
日本人のサムライ精神は、世界からは理解されないし、あちこちで摩擦を起こすでしょうね。
彼らは感情と勘定を別々に考えられるのだ。
味方は疎遠になることがありますが、敵はそうならない。
熱気渦巻く軍内部の空気に興奮もせず、酔いもしない。
日本人は相変わらずサムライのままですね。
アメリカだけでなく国際社会は脅し合いである。日本人は、その駆け引きが苦手だ。
きっと日本は民族の存亡をかけて戦うだろう。

