
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2025年12月2日
どこかの遠い友に
木村哲也,
船城稔美
再読
編集した
@ 自宅
船城さんの詩を読むと心がしずまる。そしてふたたび火がともる。
†
情熱の火花を創り出そうと
思つたら
だれかの手が必要です
何の介入もなしに
炎は燃え上がらないのです。
私の受信機は
こはれてしまつたのに
ひつきりなしに
電波が送られて来ます。
(「乾燥期」)
†
私の顔はたつた一つだ
君の顔もたつた一つ
だが 同じ希い
同じ怒りに身をふるわす
何百万の群衆のきづなのはしを
にぎつているのだ
もう たつた一つの顔に
こだわらなくてもいいのだ
(「どこかの遠い友に」)
†
怒りが
めざめさしてくれたのです。
しぼんだ身ぬちに
あのような純粋な怒りが
残つていたのです。
私達は
まるで、昨日生まれた赤ん坊のように
見るもの、きくものに
新鮮な驚異を感じました。
よく飼い馴らされた
家畜のような
暗い柔和な瞳(メ)を
ふりすてよう、
一切の桎梏と束縛と
あらゆる欺瞞にも
立ち向かう決意も出来ました。
ほこらかに胸を張り
新しい出発のスタートに
私達は参加するのです。
(「スタート——ライ予防法反対陳情団に加わつて」)
†
私にとってはどう考えても編めてよかった本。いまここにこれがあることの有り難さ。






