はなまくろ "国宝 下 花道篇" 2025年11月29日

国宝 下 花道篇
昭和真っ只中を描いたこの話は学ぶべきところがたくさんある。まず誰しもが忍耐強く決めたことを実直に行っているということ。特にこと喜久雄に関しては誰に頼らず文句も言わず芸の道から逃げていない。もちろんそれによって失ったものも多いがこの令和を生きるわたしたちにとって真似しろと言われれば相当難しいのではないかと思う。喜久雄も俊介も芸に対しやりたいからやっているというわけでなくそれを超えた使命のような捉え方をしていたように思う。果たして2人の主人公は幸せだったのか。
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