川端 彩香 "ようやくカナダに行きまして" 2025年3月9日

ようやくカナダに行きまして
【グサっと刺さった文章メモ】 ・今はカナダで自分のやりたかったこと、やりたくなかったことを少しずつ始めています。まだほにょほにょで形にもなってない、箸にも棒にも、です。ただ私はすこぶる元気です。 ・新しいことを始めると必ずトラブルが起きます。でも、誰かが助けてくれたり、なんかうまいことぬるっと生き抜いています。やっぱ新しい世界を知ることは興奮する。心も体も少し強くなって気がします。 👉🏻めちゃくちゃわかる。精神的にしんどいこともあるけど、刺激が多くて興奮する。「楽しい」より「興奮する」がしっくりくる。 ・「逃げる」と「新しい挑戦」の線引きは曖昧 ・ああ、日本に帰りたい。つーか、ここまだ日本。私は本当に留学したかったのかなぁ? ・英語を学びに来てるのに「英語で話しかけないでくれ」オーラがすごい。 ・自分の発言(ギャグ的なこと)に笑う人は、私調べにとると、気遣いの人が多いです。 ・質疑応答「どっから来たの?」「どこに住んでるの?」「職業は?」「休みの日は何してるの?」。基礎英会話、つまり個人情報の垂れ流しです。 ・魅力がないなら努力しかないでしょ。 ・学生に囲まれてたら、いつの間にやら心が学生になっているんです。初めの2週間は「勉強してりゃいいなんて、学生ってなんて楽な生き物なんだ」と、社会人の自分が学生を楽しむ、という距離があったのですが、小さな学校の小さな世界が自分の全てになって、視野がグーンと狭くなってくると、今まで見えてなかった小さなことがよく見えてきて、逆にタレントという仕事はどこか絵空事のようになって、あれほど泣きながら執着していた、人生の全てだと思っていた仕事のことはすっかり忘れ、「友達できるかしら」「あの人、なんか嫌な感じだよね」「なんで私だけ英語が上達しないのかしら」でいっぱいになりました。学生がえりです。精神年齢はぐんぐん降下し、現在、小学校高学年女子に最も近いです。もうちょっと前で止めたい。 ・なぜか昔から声がデカい人と、腹が減ると機嫌が悪くなる人とは気が合いません。 ・人間みな両思い。こちらが嫌えばあちらも嫌い、こちらが好けばあちらも好く ・生きてゆくなら「それ、面白くない」なんて批評する目ごと捨てた方が幸せです。なんだって笑えるんだから。笑うということはハッピーそのものです。 ・面白いから人気者なんじゃなくて、よくm笑うから人気者なんです。 ・これを面白いと笑っていた頃の私には、世界は面白いことだらけだったんだろうな。 ・彼女の名前は「灯り」を意味するそうです。私の名前には「光」が入っています。そこだけは似てるね。 ・物価の高いカナダで大事なのは、「そこケチってもしゃーない」を見極めること。 ・若くて無知で無敵と勘違いしてるだけ ・いらんプライドは人の進歩を邪魔します。 ・語学学校には社会人を経験した大人も数人います。特に先進国でない国出身の人が多いです。彼らは永住権を本気で取りに来ています。そのために必要な大学、カレッジへ進学するそいです。本気度が違うなぁ。生きてゆくためだもんなぁ。自分は何やってんだ? ・よそはよそ。うちはうち。私は私。私は英語をマスターするのに人の何倍も、びっくりするくらい時間がかかるんだ。昔からいっつも、みんなが出来ることが自分には出来ないって泣いてたじゃないか。じゃ、それにはもう馴れっこだろうよ。いいじゃないか、こうなったら英語を喋れるようになるまで帰らねえぞ。金? ネットで罵詈雑言浴びながら血流して稼いで貯めた金をいつ使うんだよ? 今だろ! ・いいですか? 同じ出来事を悲観的に捉えるか楽観的に捉えるかが大事なんですよ。コップに水が半分しかない、コップに水が半分もある、どう捉えるか。私はドリトスをストレス喰いしたんじゃない、はらぺこ喰いしたんだ。こう思える私の心は健康だ。 ・学校も決まり、家も決まり、何もかも恐ろしいほどにとんとん拍子に進んでいます。私らしくない。 ・北米のホットチョコレートの糖分量は恐ろしいですが、喉がヒリヒリするほどの甘さじゃないと、悔し涙は飲み込めないよ。 ・日本人は日本人の良さを知らずに、最近は自分たちで自分たちを窮屈にして、縮こまらせて、もったいないよね。 ・カナダに来て変わりました。私は自分のことを芸能人だと言う人間になりました。有名人だと言う人間になりました。「恥ずかしい」に鈍感になってきました。生きるのが楽になってきました。 ・心配で胃が痛い毎日です。なぜわざわざ海外まで来て胃を痛める必要があるのか? ないよ! ・何も理解できなくて、21個も年下のヘレナに見せたくなかったですがつい、涙が滲んでしまいました。「ヤスコ、大丈夫だから。コンピューターなんてものは使っていけば誰だって使えるようになるんだから。英語だってそう。誰だって話せるようになるんだから。あなたはバカなんかじゃない」と。その言葉を聞いて大粒の涙になりました。 ・「ヤスコはこんな小さなことを気にするのか、じゃ、人に対してもそういう小さなことを許せない人間なんだな」と思われているのかな ・小さいことが気になっていいと思う。観察眼だもの。感受性だもの。でもそれが不必要だと思ったら、彼らのように受け止め流せる人間になりたい。 ・ホームシックになる人が羨ましいです。どれだけ仲良し家族とパートナーと素敵な生活を送っていたんだろうって。 ・これじゃ口角の下がったクソババアになるぞ。 ・東京で普通に働いてたら10代の友達なんて別に欲しくないですよ。なのに心底、郷に入っては郷に従え体質なのか、学生をやっているとマジで学生の頃の心になるんですよ。 ・「You are strong. You can do anything」 ・ヘレナともいくら飲んでも酔わないのは、脳が緊張しているからでしょう。この時間は限られてるって、無駄にすんなって。 ・初対面の日本人の髪型ばかり気にしている若いヒョロヒョロした男が私の肩を抱いて人生観を語ってきました。これぐらい図々しく生きられたら楽だろうな、と思いました。 ・留学すれば自然と英語が話せるようになんかならなくて、その上、英語で何かを学ぶって本当に大変で、精神的に追い込まれ ・私は男前が大好きなのに、男前と話すのが好きではありません。美しい人を目の前にすると、自分の容姿の悪さが際立ってゆくように感じるのです。 ・男前の視線は怖いです。汚点サーチライトのように感じるのです。緊張して焦って話すから、どんどん自分の話したいことから逸れていって、違うんです、違うんです、本来の私はもっと魅力的な人間で、って自分を良く見せようとして空回りをするのです。 ・いちいち真剣になるな
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