はれのき・ちゅうた "虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA..." 2025年12月3日

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
学生の頃読んでいた3部作を1から再読。ちょこちょこ差し込まれる知らない単語を調べていると、どんどん脇道に逸れていき読み終わるまでに時間がかかった。 著者は一体どこでこういった知識を得たのだろうか? 虐殺の話。未来の戦争の話。 物語の中で多くの死が描かれる。 癌を患わっていた著者自身も、自身の死を感じていたはずで、どこか客観的に描かれる死の描写を読むたびに、「死」をどう捉えていたのだろうか?と考えてしまう。 結末はこれでよかったのだろうか?と疑問とともに、伊藤計劃の死生観をより深く知りたくなりました。
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