
キズ
@kotodama
2025年8月3日
傲慢と善良
辻村深月
読み終わった
「世界が完結している」
自分の目に見える範囲でしか物事を見ない。
見える情報が全てで、その情報を繋ぎ合わせることには一生懸命だけど、その外に別の価値観・世界がある事に気づかない。興味もない。自分の家の勝手が分かりすぎているから分からない相手を受け入れることが出来ない。自分と自分の家族のことだけは、信じすぎている。
なぜ、そんなに自分の価値を過信するのか。
自分たちにそんなに価値があると思っているのか。何を根拠にそんなに自信があるのか。
しかし、全部自分が招いたこと。
世間知らずの狭い範囲の価値観と道徳で育てられた自分も結局は、世間知らず。
彼らを裏切って出ていくことの罪悪感がいつまでも拭えない。これが「共依存」。母は娘を思い通りにしたいけど、娘も親の言う通りにしておきたい。
「休むことが出来る」。「やめる」ではなく「休む」。
休めるからこそ、やめられない。
そして、休んでも状況が変わらない以上、
その苦しさがずっと続く。
だけど、それでも私は、この人と二人で祈ることにはきっと意味があると信じたい。この結婚に、迷って決めた決断に意味があると思いたい。その祈りが、少なくとも、自分の横にいるこの人に届きますように。
私は、景色を見た気持ちを、一緒に分け合いたい。



