
香
@odeur_0310
2025年10月2日
透明な夜の香り
千早茜
買った
読み終わった
心に残る一節
感想
読書日記
じゅうぶん読んだ
★★★★★
「香りは脳の海馬に直接届いて、永遠に記憶される。」
ページを捲るたびにどこからか香りがするような気がした。においがしないと分かっていても思わず本に顔をうずめてしまった。
洋館に訪れる人々が強く求める香りはどんなものだったのか、想像を掻き立てられる。
人にはだれしも、なにかに縋りたくなるほどの欲望を持っている。
誰にでもきっと、香りの引き出しというものがある。
それが開かれるのが偶然の人もいれば、朔のようにきっかけを作り出してしまう人もいる。
メンタルが落ち込み気味の私にとってはこの本が私の救いになった。香りという癒しを知るきっかけに。ついつい影響されハーブを育て始めてしまった🌿





