一年とぼける "信仰" 2025年12月4日

信仰
信仰
村田沙耶香
読む順としては巻末に載っているエッセイ 書かなかった日記 から読むのが良いのではないか。どの様な内容かは、だいぶセンシティブなエッセイなため詳細は控えるが、村田沙耶香が何に抱えられ続け、作品として書き続けているのか誠実に語られていると感じた。読者側もその作者側の誠意を抱えながら他の作品へと目を移すべきだと思う。最後に置かれた作品なので作家側の意図とはズレた提案かも知れないが、これから読む人には是非その様に読んでみてほしい。 本当は短編集故に強く感じられた、あまりに都市(都会)に限定されたモチーフと、その対比として掲げられる都市「外」という象徴の繰り返しについてうだうだ文句つけたかったのだが、それ以上に最後のエッセイに感じ入ってしまった。
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