
ユメ
@yumeticmode
2025年11月1日
水車館の殺人 <新装改訂版>
綾辻行人
読み終わった
感想
『十角館の殺人』に多大な衝撃を受けたため、これは「館」シリーズを全部読んでみたい!と思い、まずは第二作のこちらを購入。
前作と同様、長距離移動の電車の中で読んだのだが、特に復路で読んだ後半は一気読み。よく利用する路線の発車メロディにすっかり「奇妙な館で起こる惨劇」のイメージがついてしまい、耳にするたびドキッとするようになってしまった。
自分なりに推理を巡らせながら読み、その発想自体は当たっていたのだが、それは事件の全貌に対してほんの一部にすぎず、終盤で明らかにされた真相にまたしても圧倒された。
そして、長く謎に包まれていた幻想画に描かれていたモチーフが最後に露わになった瞬間には、鳥肌が立ったのだった。




