
米谷隆佑
@yoneryu_
2025年12月5日

本を書く (ポケットスタンダード)
アニー・ディラード
読み終わった
アニー・ディラードは一九四五年生まれの"女性"であるが、訳者があとがきに記した気づきが面白い。
"もう一つ興味深いことは、彼女の文章はジェンダーレスであるということ。
訳していて、彼女の思考に性別を感じなかった。いやあえて言えば、書くときに自分を女性とは思っていないのではないか、というほうが正しい。男性の言葉で書いているとも感じない。性のカテゴリーとボーダーを超えた人間として書いているのかも知れない。"
書くことの覚悟を、哲学と豊かな比喩表現で記される本書は、一度読むだけでは足りない満足感に襲われる。もっと書く生活を送ってから読めば、また見え方が変わるかもしれない。
表紙の写真を上田義彦さん、巻末のエッセイにBOOKNERD店主の早坂大輔さんと、〈好き〉な対象が本文をサンドしていて、二人のファンにとって良書。
