
にどね
@h_booklog
2025年11月13日
死ぬまで生きる日記
土門蘭
読み終わった
10歳の頃から20年以上「死にたい」と思い続けてきた著者が、カウンセリングを通して自己と向き合ってきた2年間を綴ったエッセイ。
とにかくよかった。とてもとてもとてもよかった。
希死念慮がない自分にはこの本は重そうだし理解できないのでは……と思っていたけれど、そんな懸念が杞憂に終わったほどとても読みやすく興味深いことばかりで、いろんな気づきを与えてもらえた本だった。
深く考えようとせず、目を背けてやり過ごしてしまっている心の澱が誰しもにあると思う。そういうものとの向き合い方がカウンセリングを通してとてもわかりやすく描かれていて、自分がいかに考えたくないことから逃げているか、そしていい加減向き合わなければいけないなと痛感させられた。
自分の思考の癖には「認知行動療法」が効果がありそうなので、今度思い悩むようなことにぶち当たったら実践してみたい。
言いたいことがありすぎて何を記したらいいのかわからないでいたら、読んでからかなり時間が経ってしまった。
とにかくこれはたくさんの人に読んでほしい良書。
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「人は直線的に変わるのではなく、螺旋的に変化していくものなんです」
「精神的な変化というのは、真っ直ぐな階験を上るように起こるのではなく、ぐるぐると螺旋を描くように起こるものです。当人からしたら、同じところを何度も回っているように感じるかもしれません。でも外から見ると、時間とともにRさんのいる場所の深度や高さは確実に変わってる。だから、また元通りだなんて思って、落ち込むことはないんですよ」
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「問題ってね、『解決しよう』と思わなかったら、問題じゃなくなるんですよ」



