

にどね
@h_booklog
小説・エッセイ・短歌がすき
- 2025年10月7日スピン/spin 第13号 2025年 10月号尾崎世界観,恩田陸,斉藤壮馬買った積読中
- 2025年9月30日転職ばっかりうまくなるひらいめぐみ読み終わった20代で6回転職したひらいさんの転職エッセイ。 世間一般でみるとかなり多い転職回数で良い印象は持たれないのだろうけれど、わたしはわかるな〜と思うことがとても多かった。 自分にとって何が我慢できて何がストレスなのかは人によって違って、例えばそれが窓が少ないとかデスクでごはんを食べる、なんていう他の人にとっては些細なことだったとしても、本人の中で小さな違和感が積み重なっていくのならそれはもう無理なことなのだ。 わたしも一度、ずっと続けているこの業種から離れようと異業種に転職したことがあるけれど、その仕事をしている自分、会社や社内の雰囲気への違和感がずっと拭えず、それを上司や先輩に伝えても「もう少し続けてみたら変わるよ」的な反応ばかりが返ってきて一向に理解してもらえなかったとき、だから「合わない」んだなと悟った。 仕事に関わらずだけれど、「合わない」「なんか気持ち悪い」と感じる違和感はわたしにとってとても大事なことで、そういうことや場所からは距離を置くようにしてきたし、これこらもそうしていこうと、ひらいさんのエッセイを読んで改めて思ったのでした。
- 2025年9月29日ミシンは触らないの中前結花読みたい
- 2025年9月29日おいしいが聞こえるひらいめぐみ読みたい
- 2025年9月28日
- 2025年9月27日忙しい人のための美術館の歩き方ちいさな美術館の学芸員読み終わった以前読んだ『学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話』がとても面白くタメになったので、こちらもかなり楽しみに読みました。 美術館を訪れる人の割合を年代別に調べてみると、30代〜50代の働き世代が美術館へ足を運んでいないことがわかる。 美術館へ行かない理由としては「興味がない」や「見たい展示がない」などがあるが、そのなかのひとつに「時間がない」がある。 しかし、働き方改革により平均労働時間は減少し、余暇時間は増加している。 果たして本当に「時間がない」のだろうか。 働き世代がいちばん美術館へ足を運ばないのに、アートや美術を冠したビジネス本が続々と刊行されている矛盾。(今や美術はビジネスマンに必須の教養なのだそう) 「すぐ分かる」系書籍やYouTubeなどの解説動画などで「待つ」ということへの耐性がどんどん低下し、一定の時間の中でどれだけ効率よく行動できるかというタイパ志向が浸透。 短尺動画や音声メディアが量産され、空き時間に常に「何かしている」と満たされるタイパ意識。 その受動的なタイパ志向により、自発的な行動のハードルが上がってしまうという弊害。 等々… 「時間がない」を深掘り・分析することで見えてくるコスパ・タイパの呪縛にただただ頷くばかり。 読書家の方たちはおそらくタイパ志向はそこまで強くないのでは?と勝手に思っているのだけれど(ちなみにわたしは観てると疲れるのでほとんどYouTube観ません)、どんどんタイパ志向が強まる現代人に危機感を感じてしまう。 上記以外にも美術館の変遷や、現代の美術館の新たな取り組み、美術館での鑑賞の仕方のアドバイスなどが書かれていて、読みやすいのに読み応え抜群の今回も素晴らしい一冊でした。
- 2025年9月23日ミーツ・ザ・ワールド金原ひとみ読み終わった映画が公開になる前に読んでおきたいと思い、わたし的2作品目の金原ひとみさん。 前作同様、読点に辿り着くまでの一文が長いし、それゆえにページの文字数が圧倒的に多いのだけれど、前作では気になって読みにくかったそれらが全然気にならず、むしろ会話のテンポが良くてポンポン読めてしまった。 実際の会話ってそんなに理路整然と読点読点で進むわけではなくて、しかもオタクの早口で言葉多めでふぁーっと話してしまう熱量もしっかり感じられて、文章でそれを表現できる金原ひとみさんすごいな…と、今更ながら。 ずっとみんなでいたいけど、ここは人が入れ替わっていく街だから。 感傷も刹那も、街に飲み込まれていくのだろう。 映画がとても楽しみ。
- 2025年9月9日水中の哲学者たち永井玲衣読み終わった『哲学とは、「なんで?と問うこと」』 『「は?(驚異)マジで?(懐疑)つら(喪失)」から哲学は始まるのだ。』 ほとんどの人にとって馴染みがなく、難しく堅苦しい、そもそも「哲学」ってなに?という根本の疑問が浮かんできてしまうようなこの世界を、なんと楽しく面白く語ってくれる本だろうか。 読みやすい文章ですいすいすい〜と読めてしまう。 「なんで?」と問うことが哲学。 「なんで社外でも同僚とLINEでつながらなきゃいけないのか」という問いも哲学。 それなら私たちの毎日は哲学に溢れている。哲学がグッと身近なものになる。 すぐに答えを求めず、わかりやすいものばかりを追わず、タイパばかりを重視せず、もっと「問う」ことを楽しみたい。
- 2025年9月3日忙しい人のための美術館の歩き方ちいさな美術館の学芸員買った積読中
- 2025年9月3日忙しい人のための美術館の歩き方ちいさな美術館の学芸員読みたい
- 2025年9月2日あさ酒原田ひ香買った積読中
- 2025年9月2日古本食堂 新装開店原田ひ香買った積読中
- 2025年9月2日休養学片野秀樹買った積読中
- 2025年9月2日東京でひっそりスピリチュアル桜井識子買った積読中
- 2025年9月2日短歌ください穂村弘買った積読中
- 2025年9月2日恋のすべてくどうれいん,染野太朗読みたい
- 2025年9月2日
- 2025年8月31日さみしい夜のページをめくれならの,古賀史健読み終わった前作がとても良かったので読んでみたのだけれど、こちらはそこまで刺さらなかった。でもそれは、自分が子どもの頃からの本好きだからかな、と思っている(だって読書の指南書的な作品だから) つまらなかったとかでは全くない。本を読まない人、本が苦手な人がこの作品を読んだらどう感じるのかを聞いてみたいな。 いろんな作品の冒頭の一文を集めたページがとてもおもしろかった。
- 2025年8月31日転職ばっかりうまくなるひらいめぐみ買った積読中
- 2025年8月29日水歌通信くどうれいん,東直子,植松しんこ買った積読中
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