うみ
@soramimi
2025年12月5日
号泣する準備はできていた
江國香織
正解がないことを考えて悩んでわからないままもしくは無理やり納得しようとしておわる。魚の骨が喉に刺さったままみたいな。辛いことがあったとして、許せないことがあったとして、それでもその人と別れようとはしない。愛しているからという大義を持って嫌いなところは存在しているけど別れようとはしない、正しさなんてものはないけど正解なんだと思う。辛い状況にいるとき、それを受け入れながら共存しようとしているとき、人はきっと「号泣する準備はできている」のだろう。向き合うのではなくて共存する。だからこそ泣く一歩手前で立ち止まっている。きっとそれは辛いんじゃなくて心が蝕まれてるんだろう。今私はきっと人を好きになっていなくて、昔好きだったかもしれないけれどそれを手放していてその時の気持ちはもう鮮明には覚えていない。これから先もし誰かを好きになったらまたこの本を読みたいと思う。きっとその時は今とは違う自分だから。


