
白玉庵
@shfttg
2025年12月5日
一銭五厘たちの横丁
児玉隆也,
桑原甲子雄
読み終わった
戦後30年の時点で、もう被写体の人たちの多くが「不詳」になってしまう。桑原甲子雄の写真がよい。おそらく一度しかシャッターを切らない(切れない)状況で、その人たちのこともよく分からないままに慌しく撮っているはずなのに、当人たちのその後の語りを読むと、関係性や人柄がちゃんと撮れているのだ。
『東京の生活』のように取材者の自我があまり出ないような聴き取りだとまた異なる記録になるだろう。あれは、どこでもいつでも適用できて、しかし数が集まるとなにか見えてくる(ような気がする)、すごい手法だと改めて思った。






