一銭五厘たちの横丁

22件の記録
- にわか読書家@niwakadokushoka2025年8月13日読み終わった@ アール座 読書館8月中に読もうと思って買っておいたもの。 取材されたのは私が生まれる前だし、撮影者も著者も亡くなっている。 よくぞ復刊してくださった。 「私は、ふたたびこの種の「記念写真」を、国家が要請する時代が来ぬことを願うのみである。」 継がれなければならない願いだと思う。
- マイ(カルガモBOOKS)@karugamobooks2025年8月11日読み終わった@ 図書館戦時中、そして戦後30年の市井の記録。 ルポタージュの名著の復刊。 故郷の人たちの写真が戦地の出征した人に送られるということがあったらしい。 その写真に写る人物を探し出し、聞き取りを進める取材者の執念に圧倒された。 台東区の金杉、竜泉と、以前住んでいたあたりの話だったので、想像しながら読んで楽しめた。 市井の生活こそが現実感を持って胸に迫る。
- 句読点@books_qutoten2025年8月7日読み終わった2日で一気に読んだ。 テンポよく進むのでスイスイ読める。 この本が最初に出た1975年頃までは、 まだ下町の人たちの暮らしは残っていて、 小気味良い江戸っ子気質の人たちの姿が生き生きと描かれている。 戦争の話は背景としてあり、中心にあるのは戦中、戦後を通した、庶民の生活史。 そんな職業があるの?と驚くようなニッチな職業がたくさん登場してくる。「目玉屋」が一番驚き。 背景にあるとはいえ、やはり常に戦争のことも念頭におきながら読んだ。 無事に戦地から戻った人もいれば、帰ってこなかった人たちもたくさんいた。 東京大空襲の時に亡くなった方もたくさんいただろう。 いつか東京に行くことがあれば、竜泉のお寺に行ってみたい。