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2025年12月6日
獄門島 金田一耕助ファイル 3
横溝正史
「金田一耕助シリーズは『日本を戦争へ導いた古い価値観』の否定である!という考え方」と「本作は若者たちの復讐劇でもある!」というのを踏まえて獄門島(結局買った)を読み始めてみると、一章冒頭のこの金田一の説明からかなりグッとくるものがあるな。
「金田一耕助が岡山県の農村の、旧本陣一家で起こったあの不思議な殺人事件のなぞを解いたのは、昭和十二年のことであり、当時かれは二十五、六歳の青年だった。その後かれはなにをしていたか。——なにもしなかったのである。日本のほかの青年と同じように、かれもまたこんどの戦争にかりたてられ、人生でいちばん大事な期間を空白で過ごしてきたのである。」







